更年期の過ごし方〜イラっの積み重ね〜
まだまだ、私にも伝えられることがあるなーと実感した。
産後1年間のママのためのサポートは、私が通り過ぎて来たことや、今まで接して来たママたちの「声」をもとに、心身のサポートを行う。
「授乳の時の肩こり」「立ったまま、寝てる隙に食べる」「夜の頻回授乳で寝た気がしない」とか、もう挙げきれない。
そんな毎日の積み重ねが、いつか「疲労」というカタチで出て来る。
よく、「若いからいいわよね」という方がいるが、そうでもない。
これは、若いとか、高齢出産とか本当に関係なく降り注ぐ問題なのだ。
心身に起こる様々な問題の根っこは、「どう感じたのか?」なんです。
そうゆう意味では、感じたことを対処法を知っている高齢出産の方が体力的に強いかもしれません。
実際に、私は高齢(41歳で出産)出産のメリットを多大に利用しているな、と感じます。
30代でいろんな職場でいろんなことを経験した分、切り替えする能力は断然向上して、打たれ強くはなった気がします(笑
まだまだ育児に手がかかる、8歳児との生活と、私は今更年期を迎えてます。
同世代の更年期のママたちは、こども達が高校〜大学、早く結婚をした友人は、すでにこども達が就職しています。
手が離れて、楽になった分、その「楽で何もしていない」から、疲れるはずがない、、、と思い込んでいる方もいる様子。
でも、実際はちょっとしたことでも積み重なっている「イラっ」とか「ムカっ」があって、気づいていないだけなんです。
家族間の会話の中に生まれる、ちょっとした「イラっ」が、なんで起こるのか?
他人だからですよね。
でも、実際は自分に対してイラっとしているだけのこと。
先日、怒りとパートナーシップの記事を書きましたが、それに連動するのが「更年期」。ホルモンバランスが変容する様を体感する10年間になります。
この更年期ゾーンに入るまでは、更年期なんてこないだろう、とか軽く考えてました(笑
でも、実際は、いわゆる閉経の平均年齢50歳を境に前後5年間の計10年間と言われてるゾーンに入ったあたりから、少しずつ変容が起こっていることに気づいたのです。
※更年期の定義 閉経を真ん中として、前後5年間の計10年間を指しています。
更年期って人生の「生き様」が出ると言っている人がいますが、本当にそうだな、と。
女性ホルモンのメカニズム「だけ」を見れば、エストロゲンとプロゲステロン、つまり、月経を引き起こすホルモンの分泌量が減ることを示しているわけです。
そこで厄介なのが・・・ただ、女性ホルモンの分泌量が減るだけでなくて、私自身も実際その状態を経験中なんですが、プロゲステロン(排卵を引き起こすために必要)の分泌量が減る人が多いんですよね。
それによって、月経不順や不正出血が起こることも。
しかしね、ガンのリスクもあるので、むやみやたらな自己判断が難しい時期でもあります。
不正出血や月経不順などは、まずは婦人科検診へ。
痛みがあったらなおさら。
そして、次。
それは、なんで、そうなるの?なんですよね。
更年期の頃の夫婦間っていろんな問題があると思うんです。
私のケースで言えば、先日の「怒りとパートナーシップ」の記事にも書いてある、「喧嘩の理由」だったりね。
その喧嘩の発端が、自分の中にあるジレンマだったり、過去に昇華できていないことだったり。これも人の数だけ存在している理由だと思うのです。
ちょっと例を挙げると、我が家の場合。。。
ほとんどの決定権が夫にあるというところ。
これは、理由が色々重なっており、
会社の社長である、とか、
年上である、とか、
そもそも、私の先生であり、リスペクトが強い、とか、、、、
そんな「決定権を委ねる」という事が多いのです。
でも、決定権とは真逆の自分の意見がある場合に、
決定を覆すために、いろんな努力が必要なわけです。
これ、結構メンタル的に疲れます。
なんとかOKをもらうための試行錯誤。
今までは、意見に対して、意見で返す。
だから、喧嘩になりやすい・・・という繰り返しでした。
この「あ、違う」という、ちょっとした「違う」に対しても、交感神経が優位に働くんですよね。
この違いをなんとかする、とか、なんとか良い方向にできないか?
このままだと不快だ、とか・・・・
どんな人と結婚をしたのか?それだけじゃないな、と。
どこにいても、上司とか、目上の人っているんですよね。
スポーツで言えば、コーチ、監督とか。
今、日本中のスポーツ界がザワザワですよね。
「いつか自分も言われるんじゃない?」とドキドキしている監督やコーチ、その反対に「もしかして、これってパワハラ?」と感じ始めた選手もいるんじゃないかな?
いつ何時も、どこでも起こるんですよね。
立場が上とか下の関係性。
これが、毎日を過ごす夫婦間で起こっていると、本当にしんどいと思います。
少なくとも私はしんどいと感じた期間がありました。
でも、自分の「快感の元に動く」ということを繰り返してきたら、穏やかになってくるんですよね。
切羽詰まった感がなくなるというか。
更年期真っ只中ですが、この「穏やかな時間」があればあるほど、
排卵が自然に引き起こされる、という経験をしています。
血迷った(笑 数年があるのですが、その血迷っている頃に、うまく排卵できずにエストロゲン過多の大量出血をする、という事態がありました。
ピルを飲めば良い話でもあるんですが、自分のことなので、自分で丁寧に観察をしてきています。
やはり、そこのカギになるのは、「快感」なんですね。
気持ち良い状態を過ごす。
これが、前から書いている「リラックスの素」になってくるんです。
リラックスの素が足りてると、正常に排卵が起こる。
そして、この夏の暑さ、娘の夏休みで自分自身のペースが乱れて、排卵も乱れました。
更年期というのは、そもそも乱れやすい時期な上に、「自分に正直に」生きていないと、更年期障害が起こるようになるんですよね。
排卵の乱れが起こるのはしょうがない、と思うのも良しだし、
乱れるんだったら、調整しよう!とセルフケアに勤しむのも良し。
なんでもいいんです。
気づいた時に「心地良い状態であれば」
もう、それだけ。
更年期こそ、自分に正直に。
旦那様との会話の中に、全てが詰まってる。
独り身でも同じ。
目上の人との会話には、全てが詰まってる
「そうじゃない」
そう感じた時に、交感神経優位になって、エストロゲン過多になる。
この繰り返しが気づかないうちに重なっていく。
そうそう・・・よくテレビなどで聞くけれど、いわゆる定年退職後に離婚を申し出る奥様がいるって。
閉経後にようやく自分を取り戻すんでしょうね。
でも、結婚生活しながらでも、自分を取り戻すことはできる。
ある意味・・・夫がいるからそれができるんじゃないか?とさえ思うことがあります。
独り身でも、親との会話には色々感じることもあるでしょう。
更年期の頃、親の介護が始まる人も少なくありません。
この時にも・・・「自分の声」と「現実」の葛藤が起こる。
それが、エストロゲン過多を引き起こす。
ふと、友人との会話から出てきた文章です。
更年期だからこそ、自分に立ち戻る
外側に答えがないなーと実感する毎日です。
更年期世代の皆さんが楽しく過ごせますように。
一緒に楽しみましょう!