古藤田商店 社員インタビュー【秋山 隆(業務部 部長)】
今年で創業60周年を迎えたコトウダグループ。地域に密着した建材店として設立して以来、伊豆の発展に貢献してきました。
そんな歴史をもつ弊社は、一見すると、古いイメージが漂う職場に思われるかもしれません。しかし、実際には多様なバックグラウンドをもつ社員たちが活躍し、さまざまな働き方が展開されています。
この記事では、弊社で働く多彩な人材のリアルをご紹介。三島信用金庫から出向中の秋山 隆さん、Webライターと兼業しながらパートタイムで働くママスタッフの寺本 舞さん、海外でプロサッカー選手として活躍していた中川 勇人さんに話を聞きました。
3人のこれまでの経歴や、現在の働き方、古藤田商店で実現したいことなどを聞き、普段の様子を垣間見ていただければと思います。
第一弾は、業務部 部長の秋山 隆さんのインタビューです。
三島信用金庫の地域づくり事業の一環で、今年4月にコトウダグループへ出向してきた秋山さんは、「1社の課題に集中して取り組める今の環境を、恵まれていると感じている」と語ります。ずっと信用金庫業界でキャリアを積んできた彼だからこそ、たどり着いた使命とはーー。
秋山 隆 AKIYAMA Takashi
__________________________________
業務部 部長
2023年4月、三島信用金庫から古藤田商店へ出向。
現在は、古藤田商店 業務部にて財務・人事・労務業務を担当。
キャリアステップ Career Steps
1995年4月~2022年3月:
三島信用金庫営業店11店舗にて、営業・融資・預金等の業務を担当。
2022年4月~2023年3月:
三島信用金庫河津支店にて、窓口・預金為替業務・資産運用および検証業務を担当。
2023年4月~:
三島信用金庫から古藤田商店に出向し、業務部にて財務・人事・労務業務を担当。
出向に至った経緯 Process
新卒から約28年間、三島信用金庫に勤務。
その後、三島信用金庫が取り組む地域づくり事業の一環で、地元企業に職員を出向させる企画が立ち上がり、伊豆市で建材事業・生コン事業・CSR事業に取り組む古藤田商店に出向することが決まる。
ー 現在の仕事内容を教えてください。
「フォローできることであれば、
垣根をつくらずに取り組んでいます。」
業務内容は多岐にわたりますが、主におこなっている業務は労務・人事です。
【業務部の主な仕事内容】
・社員の採用・退職・人員配置に関する諸手続き
・社員の福利厚生・勤退時間の確認・労務に関する労務協会対応
・各種機関の監査対応および調査票等の作成提出
・システムの入替え、および不具合の対応
・経理業務の補助(金融機関対応・試算表内容確認ほか)
・生コン・建材販売業務の補助(出荷内容の確認・個別請求書の作成ほか)
・地域活性化事業の補助
など
労務や人事などを担当する業務部に属していますが、実際にはフォローできることであれば、垣根をつくらずに取り組んでいます。古藤田商店に出向して、フォークリフトとクレーンの免許、玉掛け技能の資格も取りました。それらの免許・資格をつかって、現在は、バックヤードのフォローなどもおこなっています。
ー 未経験の業界へ出向してみて、気づいたことはありますか?
古藤田商店で働いて気付いたことのひとつに、「周囲に協力してもらって解決することの大切さ」があります。
新卒で入社してからずっと信用金庫業界で働いていたため、古藤田商店の朝礼や会議でつかわれる専門用語がはじめは分かりませんでした。そのため、入社して最初の1週間は、会社にある本を読み漁り、建材や生コンクリートについて勉強する毎日。
そんな新参者の私にも、社員の皆さんが協力してくれ、何とか支障が無く業務を遂行できました。今も、社内に困っている人がいたら声を掛け、社員同士が協力し、良い方向に改善できています。
親身になって相談にのってくれる社員の多い古藤田商店に来たからこそ、新しい分野に踏み出すことで、視野が広がっていく面白さを感じられています。
ー 今回の出向で得たことをお聞かせください。
「表面的なものしか見ていなかったことに気づけた」
信用金庫に勤務していた頃は、決算書を見て会社の経営事情を判断していました。関わるお客様も、社内の経理担当者や経営者が主でした。
しかし、出向後、現場で働く多くの社員と関わりながら、経営を間近で見たことで、今まで会社の表面的なものしか見ていなかったことに気づきました。現場の課題は、部署間の連携や多くの人の協力が必要です。「周囲に協力してもらって解決する」視点を持てたことは、出向して得たことのひとつです。
また、信用金庫に勤務していた時は複数の企業を担当するのが当たり前でした。
それが信用金庫の役割でもあるのかもしれませんが、古藤田商店に出向し、1社の課題に集中して取り組める今の環境を、恵まれていると感じています。
ー 他社から出向中の社員としての視点で、古藤田商店をどのような会社だと思いますか?
部署の垣根を越えて協力し、顧客の為に行動できる社風があると思います。
出向してまだ1年も経たない私は、わからないことがまだ多く、新しい業務に取り組むときには社員によく相談しています。自分には関係ない部門の課題にも、普段から快く協力してもらえ、働きやすい職場であると感じています。
また、ある日、顧客がトラックで帰るときに、道路に砂利をこぼしていったことがありました。それに気づいた社員は周りに声をかけ、皆ですぐさま道路に出て、掃除をしていました。
とても自然に対応している様子を見て、「地域企業として近隣に迷惑を掛けないように」という配慮の精神が根付いていると感じました。
ある1日のスケジュール 1 Day Schedule
7:00 生コンクリート工場内の事務所へ出社、朝礼
社長・部門責任者と個々に報告・相談
8:30 古藤田商店本社へ移動
会長・輸送責任者と個々に報告・相談
9:00 メール確認
10:00 採用希望の方と面接
11:00 書類草案の作成など
12:00 昼食
13:00 お取引先の方と打合せ
14:00 前日出荷内容などの確認
15:00 専門家・お取引先への依頼メール
16:00 当日業務の確認、翌日業務の準備
17:00 勤務終了
これから古藤田商店で挑戦したいこと Challenge
古藤田商店に出向して7か月が経ちましたが、まだまだ知らないことや、わからないことがたくさんあります。まずは、会社のすべてを知ることを目標に、業務にあたっています。
そして、業務フローをつくり、書類の整理・保管をすすめながら、社内の見直し・課題の改善をおこなっていきます。これらの取組みを通して、従業員の働きやすい環境つくりと、将来的には古藤田商店が地域企業としてずっと継続するための一助となりたいと思っています。
__________________________________
古藤田商店では、さまざまなバックグラウンドをもつメンバー同士が協力し、業務に取り組んでいます。建材事業・生コン事業・CSR事業が未経験でも、別の業界でキャリアを積んできた人だからこそ取り組めることが古藤田商店にはあるはずです。
より良い自然環境を次世代に引き継ぐことを目指し、「人と地域社会と自然が共存する、より安心・安全・快適な伊豆」の実現に、一緒に取り組んでみませんか。
あなたの新たな挑戦をお待ちしています。