忠義の男 ジョン・マッキノン
【2023.05発行 MKニュースより抜粋】
BARレモンハートというドラマを観ていた。
出世コースから外れた上司と、これまでの恩をどう返したら良いのか、組織とは人間関係とは…苦悩する部下の話。
別れの日、上司はその部下に、黙って『ドランブイ』を贈る。
このお酒の由来は1745年に、スコットランド、ステュアート王家のチャールズ・エドワードが王位継承権の争いに負け、絶対絶命のピンチに陥った時、忠義の男ジョン・マッキノンに助けられ無事フランスに亡命を果たすことができた。
その後、チャールズは、マッキノンに褒美として王家秘伝の酒の製法を授けた。
その酒がドランブイである。
『忠義』という言葉がなぜか、懐かしくも新鮮に感じた。
この世知辛い世の中だからこそ、時代に翻弄されながらも変わらぬココロ、信念と誠意、そして忠義を胸に生き続けていきたいものだ。
正直者がバカを見る?
大いに結構である。
自分を貫き通して死ねるなら本望だ。
ちなみに『ドランブイ』とは、飲むと満足の造語で『満足できる酒』という意味があるそうだ。
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