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【旅アルバム】ゆとりを求めて箱根旅 Day1

新宿からバスに揺られて3時間。
2時間半の予定だったけど途中で少し渋滞にハマり、30分遅れて到着した。

いつもなら電車が10分遅れただけで、やばい遅刻する!とヤキモキしてしまうが、今日の私は30分の遅れなんて気にしない。
だって今回の旅のテーマは「ゆとりを求めて」だから。

高速バスから降り立つと、目の前には視界いっぱいに広がるすすき草原。
いよいよ8月から計画していた母娘旅in箱根仙石原の始まりだ!

すすき草原入り口

すすきを近くで見たい気持ちを抑えてまずは宿に荷物を預け、その足でお昼ごはん。
向かった先は「しずく亭」さん。
趣ある看板と一軒家を改装したようなアットホームな雰囲気が印象的だった。

しずく亭

予めメニューを見て食べたいと思っていた自然薯そばを注文した。
とろろそばは家でもよく作るけど、自然薯は多分人生2回目くらい。

自然薯そば

空気をたくさん含んでふわっとした自然薯のつけ汁が美味しくて、するすると食べ進めていたらあっという間に完食。
つけ汁はそのまま飲めるとのことだったので飲んでみると、自然薯の香りがぐっと身体に入り込んできた。
お庭を眺めながら食べる自然薯そば、風情があったなぁ。

腹ごしらえをした私たちは、いよいよすすき草原の中へ。広大な敷地に作られた一本道を行き止まりまで進んでいく。

光に照らされて輝く穂
風が吹いて揺れるとキラキラ
一本、凛としたすすきと青空


カメラで写真を撮りながらゆっくり20分ほど歩けば行き止まりに到着。

行き止まりからの景色

昔、学校の教科書か何かですすきのことを「手を振っている」と表現した詩があった気がする。その意味が実感として降ってきた。

秋風にそよぐすすきは、こっちだよ〜って手を振っているように見える。
雲間から太陽が出てくると、穂が光を反射してキラキラ輝いていて、ライブでペンライトを振っているファンのようだなとも思った。

正直、すすきでここまで感動できるとは予想以上だった。来てよかったぁとしみじみ。

満たされたところで身体も冷えてきたので、コンビニで飲み物とおやつを買ってチェックインすることに。

今回の旅は、宿もとっても楽しみ。
とにかくゆったり過ごすことがテーマなので、露天風呂付きのお部屋を予約したのだ。

このロケーション、最高

強羅温泉から引いてきたお湯からはもくもくと湯気が立ち、目の前の広い庭の方へ逃げていく。

真っ暗になる前に順番にお湯に浸かることにした。

私も母も普段は烏の行水なのだが、このロケーションで入るお風呂は最高に気持ちよかった...!
身体は温かく、首から上は涼しいこの温度差がたまらない。
草の香りが漂い、小鳥のさえずりが聴こえる中、一人でなーんにも考えずにぼんやり庭を眺める。
間違いなく、今年で一番贅沢な時間の使い方をした。

浴衣に着替えた後は、コーヒーを飲みながら2人でソファに埋もれてのんびり。
宿の夕食もとても美味しかったのだが、写真を撮り忘れるという痛恨のミス...(お刺身美味しかっなぁ)

お風呂を済ませて、夕食を食べ終えてもまだ20時。
こんなに充実してるのにまだまだ時間がある!っていう時が一番嬉しい。
昼間買ったおつまみを食べながら、眠くなるまで母と喋りながら過ごした。

普段じゃ考えられない、ゆとりたっぷりな1日でした。




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