ブックレビュー『デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場』
以前から、この本の感想ツイートを度々見かけて気になっていたのですが、ようやく読むことができました。
2020年の開高健ノンフィクション賞受賞作です。
栗城史多氏は「夢の共有」を謳い、自分が登山をする姿をネット中継をすることにこだわり続けた登山家です。
SNS上で人気を集め、”インフルエンサー型登山家”ともいえる存在でしたが、2018年5月にエベレストで滑落死しています。
本書の著者・河野啓氏は、丹念な取材によって栗城氏の実像に迫り、彼の死にまつわる謎も解き明かしていきます