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ドラマ『VIVANT』10話感想(最終回)

最後の最後まで見どころ満載なドラマだったー!後半はシリアス全振りでドラム率が低かったのが寂しい(笑) 野崎やチンギスも大活躍でよかった。ぼくが黒須の立場だったら情緒がぶっ壊れちゃいそうだわ。ベキがテントの旗を家紋に決めたのは、最後は自分が責任を取るためなのかも。

乃木がノコルに「花を手向けるのは先にする」と言ったこと、
ベキたちは焼死体=顔のない死体だということ、
別班員の心臓をギリギリ外すチート射撃能力を持つ乃木が、あの距離でベキたちを殺したように見せかけてもおかしくはないこと、
そこからするとベキたちは生存していて、最後のおまんじゅう任務が上原の抹殺かなと。ベキの手を汚させず、別班の正規の指令で上原を国のために殺すことをほのめかしているんだったらおさまりがいい。

「VIVANT」は「生きている」という意味。荒れ地を緑に変えた魔術師は大地だけではなく、貧しい子どもたちにも未来を与えた。枯れた国を生かした男は殺さない。生きて罪を償わせるようにしたのかな。

【メモ】
・ベキは乃木が手で重さがわかると知った時に、乃木が黒須を撃つ銃を持った時に弾が入っているかどうか確認できたと気づく=あれは演技だと見抜く。ベキの銃は弾が入っていなかった。裏切りではなく、味方を欺く計画だということが功を奏した。

・善悪を見抜く力があるジャミーンが、ベキの写真を見て笑っていた。テントの本質を見抜くため、櫻井司令に潜入任務を頼んだ。別班員の急所を外して撃った後(黒須は避けてしまった)、櫻井を通じて野崎を呼び寄せ救出させた。飛行機での言葉、スネイプ社=スネイプ先生というキーワードを読み解き、別班員が死んだと見せかける。
・フローライト作戦が成功すれば、テントがテロに加担する必要がなくなる=日本も守れる=別班として協力する。つまり、内通者は別にいる。

・ワニズ外務大臣、西岡英子(乃木たちを裏切った大使館員)、オリベ化学の蘇我、エイン国土交通大臣が来る。ワニズ、日本語を話せる。次期大統領候補と名乗る。バルカとオリベ化学が提携、開発・流通を援助し利益分配を得たいと提案。日本側はフローライトを優先的に手に入れたい。

・ワニズはゴビによってかなり前から情報を知っていた。ゴビの秘書・ジャンが政府側に情報を流していたというのはフェイク(ゴビの指示だった)。しかも、ゴビは裏切って採掘権30%を政府へ売却。政府の持ち分は55%になり、主導権を奪われる。だが、西岡、蘇我はワニズに同調せず。西岡たちを日本側に寝返らせるため、ベキの身柄を公安の野崎に引き渡す。野崎は大使館から逃げる時に大使の部屋に監視カメラを設置、ワニズとのやり取りを録画していた。西岡に日本へつくよう促す。ワニズたちはチンギスによって脅迫などの容疑で逮捕。チンギスたち警察関係者もテントの孤児院育ちが多かった。

・テントは解体されたが、日本にいるモニターを捜し当てる必要性がある。なぜ治療中の別班員たちを捕捉できたのか?太田に特定された日本のモニターは公安の新庄。ベキが公安に捕まったのは入国しやすいように。最終目的は妻の復讐。当時の公安の上官だった上原(現内閣副長官)が標的。

独断でバルカへ潜入させていた任務が失敗となれば、上原は失脚する。それがバレないよう見捨てた。乃木はベキたちを射殺するも、ベキたちの銃に弾は入っていなかった(復讐するという体で責任を取るつもりだった?)。乃木に復讐を止められるのなら妻も許してくれるとノコルへ言い残していた。公安は焼身自殺にして事態を収め、薫たちに再会した乃木には新しい任務が──。

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