倭姫命様“ご一行勢揃い”元伊勢六八 神話は今も生きている ことの葉綴り三九六
新年度、新たな道のはじまり
こんにちは。令和三年四月が始まりましたね。
午前中、お朔日参りへ。ご神前でお参りをしていたら、大太鼓が鳴り響きました。
緋袴の巫女さんたちと、白衣白袴の神職さんたちが、ご神前でお参りしています。
新年度が始まる四月一日、新たに神さまにご奉仕する“新人”さんが、大神さまへ「奉告」、ご挨拶なさっていました。
皆さんの中にも、新学期、新たな会社、転勤などなど、新年度を迎えて、新しい暮らしがスタートされた方もいますよね。
おめでとうございます。
皆さんの、新たな道に光あれ! と祈ります。
現在は、世界中がコロナ禍ですが、それでも、私たちは、毎日を生きています。人生の道の歩みは続いていきますよね。
同じ時代を生きる、noteの仲間、皆さんと共に、新しい年度も歩み続けましょう! 時にお休みしたり、道端の花に目をとめたり、石ころをひろったり、空を見上げたり、追い抜かれたり、それでも、それぞれのペースで、一歩一歩、歩んでいければいいですね。
「マガジン」への追加、感謝!
あっ、追伸です。
初めて「ことの葉綴り」訪れてくださった方、ありがとうございます。
いつも、(長く、地味で真面目な内容 苦笑)ですが、読んでくださる方、本当にありがとうございます。
また、ご自身の「マガジン」に記事をピックアップしてくださっている方にも、(直接お礼をどういえばいいかわらなずなので)、この場を借りて、「本当に有難うございます。嬉しいです」と、謝意を伝えさせて下さいね。もう一度「ありがとうございます!感謝!これからも宜しくお願いします」
さて、いつもの神話の物語を続けます。
倭姫命(やまとひめのみこと)さまが、皇祖神の天照大御神さまの御杖代(みつえしろ)となり、大神さまの御こころのままに、伊勢の神宮へお祀りされるまでの物語。
※これまでの神代~14の神話の物語(1~367回まで)のまとめはこちらです。お好きな神様の物語をご覧になってください。
新たに「元伊勢 倭姫命さま 前編」の物語もマガジンに「まとめ」ました。
五大夫(ごたいふ)「御送駅使」(はゆまつかひ)
倭姫命(やまとひめのみこと)さまは、伊勢の国「飯野高宮」で天照大御神さまを四年間お祀りなさいました。
倭姫命さまへのお仕えする大若子(おほわかご)の弟の乙若子(おつわかご)が、お祓いの道具である「麻神(ぬさはらへ)」「蒭霊(くさひとがた)」を、倭姫命さまに奉られます。
そして、倭姫命さまは、“この祓の道具”をお使いになり、「お祓いの儀礼」をとり行われました。
陪(したが)へ従(はべ)る人に及び、弓・劔(つるぎ)・兵(つはもの)を留めて、共に飯野の高丘に入り坐(ま)します。
そして、倭姫命さまのご一行である、「御送駅使(はゆまつかひ)」と呼ばれる「五大夫(ごたいふ)」たちや、大物忌(おおものいみ)の大宇祢奈(おおうねな)をはじめ、お側に仕える人や、お供のものたちに及ぶまですべて、弓、剣、武器を留めて、一緒に飯野の高丘へと、お入りになられたのです。
と、ここで登場する「五大夫」って覚えていますか?
初代の御杖代(みつえしろ)の豊鋤入姫命(とよすきいりひめのみこと)から、倭姫命さまが「ご巡幸」を始められたときにさかのぼります。
このとき、倭姫命さまの重臣となる五人の側近たち「五大夫(ごたいふ)」がいました。その五大夫は、有力なものたちで「御送駅使(はゆまつかひ)」と呼ばれていました。
倭姫命さまご一行”オールスター”(^^)
そして「ご巡幸」のはじまりに、倭姫命さまが、天照大御神さまにお祈りをされます。
「私の進む道がこの道で、大神の御心にそっているならば、童女と出会いなさい」と。
その証として童女・大宇祢奈(おおうねな)との出会いがあり、重要なお役目「大物忌(おおものいみ)」をお与えになりました。
ご巡幸は、すでに三十年を超えておりますので、倭姫命さまも、童女だった大宇祢奈(おおうねな)も、齢(よわい)を重ねられていますね。
伊勢の国で、再び、倭姫命さまご一行、“オールスター”勢ぞろい(笑)。なんかワクワクしませんか? まだまだ旅は続きます。
―次回へ
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