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美しい日本語・人に優しく

仏教で、「無財の七施(むざいのしちせ)」という言葉があります。

漢字の通り、財産がなくても誰にでも簡単にできる、7つの施しのことをいいます。

捨身施(しゃしんせ)
自分の身体をつかって奉仕すること     

和顔施(わがんせ)
穏やかでにこやかな笑顔で人と向き合うこと 

慈眼施(じがんせ)
慈しみに満ちた眼差しを向けること

心慮施(しんりょせ)
人のために心を配ること

愛語施(あいごせ)
愛のある優しいことばを人にかけること

房舎施(ぼうしゃせ)
風や雨をしのぐ場所を貸してあげること

床座施(しょうざせ)
席をゆずること

なんて素晴らしい教えなのでしょうか。

わたしが特に好きなのは、 
和顔施、愛語施、慈眼施です(^^) 
あなたはどれですか?

「情けは人のためならず」という言葉がありますが、
「中途半端な優しさと同情はその人のためにならない(ときに厳しく突き放すことも必要である)」
という意味で現在は解釈されています。

しかし本来は、
「人にかけた優しさは、めぐりめぐって自分のもとへかえってくる(だから人には優しくしよう)」という意味を持つ言葉なのです。


ひと昔のCMではないですが、
人は「こだま」なのです。

笑いかければ、ほほ笑んでくれる。
にらめば、にらみ返される。

あたたかい言葉をかければ、
あたたかい言葉がかえってくる。
冷たい言葉をかければ、
冷たい言葉がかえってくる。

認めれば、認められる。
否定すれば、否定される。

わたしは、
互いに優しく思い合える世界の
住人でありたい。

そのために
人にはできるだけ優しくしたい。

人は本来まっすぐで
とても優しい存在なのです。

その優しさを引き出すためにも
感じの良い人になりたいものです。

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