アイドル「レコードジャケット」狂
最近、PCのデスクトップの背景を
お気に入りのレコードジャケットにするのが、
静かなブームになっており。
(あまりにも静かな、――つまり「個人的」ブームです。笑)
もちろん主に80年代アイドルものが中心です。(笑)
レコードジャケット写真というものに対する「執心」が、
子供の頃からすごいんですよねー、自分。
最高のポートレートに、
それをイメージした楽曲のレコードがついてくるなんて、
なんて素敵な時代だったのでしょうか。
(逆の場合も多かったかもしれませんけど、あんまり気づきませんでした。笑)
で、とりつかれたように最近、
ジャケ写の「トリミング」作業を行っていて。
「そこまでこだわる?(ヒマなの??)」ってくらい。
いや、ジャケ写ってほとんど正方形じゃないですか。
でも、PC画面は長方形だから、
トリミングしてPC画面サイズを作るわけです。
この作業に何だかハマってしまって。
(はまりやすいのが、オタクの性。笑)
そうすると、EPの場合は、実寸より写真が拡大されることになるので、
何だか新鮮なんですよね。
LPの場合は、原寸のままくらいになりますかね、……でも、
PCの画面に好きなジャケ写があるなんて、やっぱり、
何だか新鮮なんですよね。
(もうどっちにしても何でも、きっと嬉しいんでしょうね、自分。笑)
元々はスクリーンセーバーを、
トリミングしていない正方形のジャケ写をスキャンしたそのままの画像のスライドショーにしていただけだったのですが、
「画面の余白、やっぱりないほうがいいなあ。」とそのうちなってきて、で、結局、
「だいたいこんなもんかな?」とトリミングした画像で映し出してみたら、
今度はPC画面に完全にピッタリ嵌まる画角にはなかなかトリミングできなくて、どうしても画面の端に細いけれど「隙間」が出来てしまうもので、
(画面幅ではなく)画像幅に合わせて表示できるデスクトップ背景を
スライドショーにしてみたんです。――そうすると、多少、消費電力が上がりそうですし、もしかするとPC自体の反応速度が落ちるような気もするんですが、
……もう、気にしません!(いいんです!!ジャケ写命!!!笑)
で、
どこをどうトリミングするかによって、
写真の印象ってガラッと変わるものなんだなー、と、気づくわけです。
もっと言えば、
もともと正方形の画角用に既に「トリミング」して
「ベストな調整」が一度行われている状態のものなわけです、ジャケ写って。
それをもう一回カットすると、
どうしたって「ベストショット」にはならない、という。
(……まあ、当たり前と言えば当たり前の話なんですけどね。笑)
だからこそまた更に、こだわり始めてしまって、というか、
何度も何度もトリミングし直したりして。
「あと3ミリくらい上にズラしたほうがいいかなあ?」とか。
(こだわり過ぎ。笑)
ジャケ写って、例えば、
顔が全て収まっていればそれでいいかというと、
必ずしもそうではないんだな、と。
場合によっては、
襟元だったり、指先だったりもまた、顔と同様に、
その写真の演出に大事な要素だったりするのかー、と。
素晴らしいジャケ写って、既に、
やっぱりプロの仕事の、それも「完璧な完成品」なんだなー、
としみじみ気づいたわけです。
あと、背景も。
被写体が真ん中ならそれでいいわけではなくて、
例えば、画面を占める空の分量で写真全体の明るさが変わったり、
あと「小さいけれどこの灯台が写っているから、この写真を使ったのか」とか(つまりその灯台は入っていないといけない)。
写真って、どう写すかに加えて、どこをどう切るかも大事なのだなー、
と、これまたしみじみ。
そうそう、あともう一つ言いたいことが!!
つくづく今更ながら気に入らないのが、
86年くらいからEPのジャケ写に入れられるようになってしまった
「バーコード」!
あれホントに邪魔ですねー。
そこら辺は、レコード会社が、もっと配慮すべきでしょうに!!
シングルレコードのジャケ写は、
アイドルファンにとって「神聖なもの」なのです。
(って、大袈裟ですけど、でもいいえ、マジです。)
正円のレコード盤に、正方形のジャケット。
これがなんていうか、呪術的というか、敬虔な感じがするというか。
まあ私にとっては「御札」みたいなものですよ。
CD時代になって、CDケースや8cmCDに、この「正方形感」が失われたのは、少し残念でしたね。
(すごーーーく、※個人の感想ですけど。笑)
(てか、それをトリミングして正方形を変えちゃうって、どんだけ罰当たりなんだよ。笑)
バーコードをカットすると、例えば襟元が写らなかったりドアップになり過ぎてポートレートとしてのバランスがおかしくなったりしてしまうんですねー。
でも、さすが、中森明菜さんは、当時そこら辺も心得ていて、
バーコード部分は折り返し仕様にして
購入後には隠せるように意図的に作ってくれたりしていました。
(そのエピソードについては、Wikipedeaにも載ってました。
そこから一部抜書『本作のレコードジャケットでは、中森が中学生の時に透明の下敷きに好きなタレントの写真などを入れていた経験から、ジャケット写真だけを楽しめるようバーコード部分を折り畳める仕様となっており、この仕様は以降のシングルでも採用された。この仕様について中森は、1989年1月18日に放送されたフジテレビ系音楽番組『夜のヒットスタジオDELUXE』で語っている。』)
ホンットに、さすがでございます!
その「こだわり」は大正解です!!
解ってらっしゃいます、明菜様!!!
ちなみに、トリミングすると(特にEPの場合は、)
実寸より拡大することになるので、
画像をスキャンして取り込む時、スキャンに時間がかかっても、
解像度高めにしたほうがいいです。
そうしないと、粗い粒子画像みたいな感じになってしまいます。
あと、ネットから拾った画像も、解像度低めのものが多いので、
探す手間より、(もしお持ちならば、)
お持ちのレコードからスキャンする手間の方が、
かえってラクなような気がします。
ぜひ、お気に入りのレコードジャケットを、
日々の生活の見えるところに取り入れて、
蘇らせましょう。
いや、ホント、懐かしいレコードジャケットを眺めていると、
時間が戻ったかのような、新鮮な気分になりますよ。
(「時間が戻って新鮮」って、矛盾している気もしますけど、
でも、素直な、率直な感想なのであります!)
PC画面サイズにトリミングしたジャケ写って、こんな感じです。
眺めているだけで、懐かしさに癒されますなー。
そう、顔のアップの写真も多いから、
正方形のものを長方形にトリミングすると不自然になってしまう場合も、
結構ありました。
(この二つはまだよくできた方だけど、絶対、元のサイズの写真の方がいいです。)
(次回は、「今見てもかっこいいと思えるアイドルジャケット写真」でも集めてみようかしら。)