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風邪をこじらせたので「SELF LOVE BOOK SET」開封した日。
新年早々、完ぺきに風邪がこじれた。
今年は20年振りに年末年始の連休が取れて、うわあ。何しよう。大掃除もしたいし、お出かけもしたい。家族と外食して、旦那さまとデートもして…などと浮かれていた。
が、見事に風邪をもらった。
大体、12月は私以外みんなゴホゴホズルズルしていたのだ。使い捨てマスクと使用済みティッシュでゴミ箱は溢れかえっていたし、時間差で酷くなる夫・娘・息子をそれぞれ甲斐甲斐しく看病もした。
いつうつってもおかしくない状況で、タイミングが幸か不幸か連休中だったのだ。仕事に穴はあかなかったけれど、私の心にはちょっと暗い穴ができた。
そんな私に夫は「うつさないでよ」と言ってきたので、新年早々本気で睨んだ。(その後きちんと薬を買いに走ってくれたので許した)。
ほんとうは健康でしっとりした気分の夜に開けようと大事に大事にとっておいたのだが、もう明日は仕事始めだし、今癒されなかったらいつ癒されるんですか? 今しかないでしょう! と心の中の林先生が叫ぶので、ついに開封。
TOUTEN BOOKSTOREさんで購入した「SELF LOVE BOOK SET 2024」。
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これは昨年も購入して大層感動し、寒い冬の夜に心身ぽかぽかになったので「来年もあったら必ず買う…」と心に固く誓っていた。
TOUTEN BOOKSTOREは、名古屋市熱田区は金山に位置する新刊書店。
店主の古賀さんは本を愛する素敵なひとで、ここに置いてある本は全部光って見えるので行くと毎回山買いしたくなって困る。
本好きな方ならわかってもらえるでしょう、本屋さんの中で良い本は光って見える(宗教とかじゃないです)。TOUTENさんはそもそも古賀さんが選んで並べている本の全てがいいので、あっちもこっちも光って眩しい(目の病気とかじゃないです)。
そんな古賀さんがご自愛するために作ってくださるのが、このセット。
早速開封。
ポストカードはTOUTENさんのお客さんにはお馴染み、安達茉莉子さん作。自分のためのプレゼント、という思いを高めてくれるイラストにほっこり。
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まずはお湯をたっぷり沸かしてVerseauのハーブティーを淹れる。きちんとおすすめの温度と時間を測って待つ。
一見「緑茶…?」みたいな色だけど、香りは紛うことなきハーブティー。鼻腔から全身に行き渡る優しい空気に染み入る。
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Verseauといえば、先日TOUTENさんの2Fで開催されていた展示「Heartwarming Room -Honest-」は素晴らしかった。
素直な私になる、について考えるというテーマの展示は、去年心をやってしまった私の傷にクリームを塗ってくれるような空間だった。
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一色佐和さんのマグに一目惚れして購入。
その後、イベントが始まるまでの時間を共に過ごさせていただいた(この日はクレオパトラブックス感謝祭でした)。
在廊されていた村田美沙さんとご友人の方たちと同じテーブルでお話して、もしよかったら…と差し出された白ワインをなんの遠慮もなく2杯ごくごく飲んだ。
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村田さんもお二人のご友人も、展示空間とひと繋ぎのように暖かく、すっかり幸せな夜を頂戴した。またお会いできたらいいなぁ。
そして焼菓子モモのヴィーガンクッキー。
今年はなんと2種類入っている。太っ腹!
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自分のためだけに支度するお茶とお菓子、これだけで冷え切っている心が温度を思い出す。
そして古賀さんが選書された本。
昨年の本も、自分では選ばないだろう一冊で、それは寒い冬の夜に少しずつ読み進めるのが似合う美しい本だった。
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今回も、この選書がなければ自分では手に取らなかった本で嬉しい。
春までに少しずつ読み進めていきたい。
ひとりのリビングで香り高いハーブティーを飲みながら、一口ごとにしみじみ美味しいクッキーを食べる。
明日から仕事か。ちょっとまだ信じたくないけれど、仕方ない。ぼちぼちがんばろうか。