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島津寿制作デザインの教科書

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これを読めば、デザインは「センス」ではなく、頭で考えて「設計する」ものだということが理解できるはず。デザイナーを目指す人必見!デザインのノウハウを「デザインの教科書」にまとめまし…
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#学び

デザインの法則とは

デザインの法則とは

良いデザインには法則が5つあります。コツやテクニック、技法と言ったものは細かく分けると沢山ありますが、大元になる法則は5つに分類されます。これらはデザインの基本で、広告、チラシ、WEBデザイン、名刺など、あらゆるジャンルに共通する原則となるルールなのです。

この法則にのっとって制作すると、見栄えは自ずと良くなります。逆に、これを無視して制作すると、コツやテクニックといった小手先の技術にどんなに力

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デザインの法則ーその2

デザインの法則ーその2

揃えられるものは全て揃えるのが鉄則!

デザインの法則の二つ目は、写真や文字などの要素を「揃えて配置する」というものです。整列させると、自ずと見栄えが良くなります。敢えてずらしてインパクトを与える効果もありますが、意図してやる場合を除いては、画面(紙面)の要素(文字、写真、図など)はできるだけ揃えることがデザインの基本です。

では何を揃えるのか?それは、縦列と横列それぞれ揃えられるものは全て揃え

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デザインの法則ーその3

デザインの法則ーその3

規則性をもたせると人は知覚できる!

デザインの要素に規則性をもたせると、情報が整理されて内容を認識しやすくなります。なぜなら、人の視覚というのは意識していなくても「規則性」があるものや「パターン化」したものに意味を見いだそうとするからです。

具体的な例を上げます。例えば「箇条書き」を見たとき、それがどんな規則性があって並べられているのかを、人はすぐに判断します。行頭記号に1、2、3といった数字

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デザインの法則ーその5

デザインの法則ーその5

余白は「余った部分」ではなく、活かすもの

多くの人は、余白を余った部分と捉えがちです。余白にどんな効果があるのかを知らないからです。そこで今回は、余白の効果と重要性について解説していきます。デザインの法則5つ目は「余白を活かす」つまり、間隔を開けるというものです。

デザインの法則4つ目では、関連する要素にまとまりを持たせる(グループ化する)ことが大事という話をしましたが、まとまりを持たせるとど

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