一年間の行方
一年間、認知症介護をワンオペでやってきて分かったこと。
一度も本人の体調悪化はさせてない。
(医師に定期に診てもらっている)
食事支度も家事も裁縫もやる。
(わたしを知る人は知っている)
こんなこと普通「苦」以外の何物でもないけど、1年経って自分は勉強させてもらったことが、苦しみのはるか向こう側まで広がっていたということ。
刻苦光明 必ず盛大なり
という。
先だって鎌倉円覚寺横田南嶺老大師から謹呈いただいた『禅と出会う』にあるように、
刻苦=光明(213頁)
ということが頭でなくて心底体験してわかった気がする。
そこから見えてきたものはカオスの中にあって、自分はそこにどういう投げかけをするか。その波紋は良い投げかけをすれば刻苦であってもそれはイコール光明なのだから、なんだっていい。
とにかく懸命に今やれることを即今只今でやり通すこと。
これしかない。
※画像:小松美羽展
@岡本太郎美術館
撮影許可SNS掲載許可あり
好きな曲。
悲しみの向こう側