熱すぎる推し語りは、なぜ（思ったほど）読まれないのか？

メンバーシップ「書く部」にこんな質問が届いていて。

自分にとっての「好きなもの・こと・人」をテーマにした記事を書く際、その「好き」の熱量のコントロールが必要なんじゃないかと迷っています。例えば自分の「好きな対象」について、世間の大半の人が名前のみ知ってたり、そもそも全く知らなかったりすると思うのですが。自分が一方的にその熱量を押し付けるような記事は、読んでいただけても共感を得づらいではないかと考えています。もしくは、引かれてしまうんじゃないかと（さちともこさん）

あ、なるほどですね～

好きなものや人（＝推し）について書くとき、熱い思いをそのままぶつけるんじゃなく。一定のコントロールというか、どこか冷静になって書く工夫がいるんじゃないかと。なんか、そんな本ありますよね？

「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい！」しかでてこない (ディスカヴァー携書)

ああ、これだ。これは語彙（ボキャブラリー）を増やそうって本かな？ちょと違うかもしれないけど、世の中的に「推しを語りたい！」ってニーズあると思うんで。さっそくいきましょー

読者コメント（抜粋）
今までうすうす気づきつつ目を背けていた事実をバーンと出してくださったので、目が覚めた気分です(*_*)（さちともこさん）

めっちゃ喝を入れられました。正直、今までは「分かる人だけ分かればいいや」ってノリで書いていたこともありました。でも確かに、それじゃ「スキ」の数は伸びなかったですね。これからは教えてくださったコツを意識しながら書いてみたいと思います（さちともこさん）

推しの素晴らしさを書いてずっこけたことがあります。なるほど、匙加減火加減が大事ということですね。気をつけます（シマななこさん）

100パーセント、その通りです！

と思いますね～

もう、質問文にぜんぶ書かれていて。質問というか、さちともこさんが普段感じられてることそのままだと思うけど。わたしもよくわかります。推しについて書いても読まれませんよね。これは、わかる～って方多いんじゃないかな。

推しとまではいかなくても、好きな映画やドラマでもいいや。ああ、アーティストもそーかな？

わたしはこんなに好きなのに、語りたいことがあるのに。熱量込めて書いても反応がよくない。あれ～？？みんな○○のこと知らないの？いや、そんなわけないな。Xのトレンドにも入ってるし。あれだけフォロワー付いてるし…みたいな。

一つには興味の分散です。

よく言われますが、みんなの興味関心がばらけちゃって。もう、国民的○○○とか存在しない。プロモーションでそう言うけど、知らん人は知らんですよ。にじさんじとか言われても知らんでしょ？ホロライブとか言われてもわかんないでしょ？

わたしもです（笑）Vチューバー集団？だと思うけど、さっぱりわかんない。とくにnote民はそーじゃないかな。

えー、でもミスチルやミセスについて書いても反応よくないよ？いっしょです。とにかく「自分の興味ないもんには、1ミリも興味ない」のが現代です。だからご存知！みたいに書くと変だし、これは興味あるやろー！と書くと反応薄くてがっくりする。

じゃ、どーやって書けばええのん？

（つづき）まずは、ここをしっかり踏まえたうえで。