夏の端 3 久世孝臣(詩人・演出家) 2020年8月2日 13:59 詩と詩を描いた時の光景夏の端冬に見たときはこれなんの木だろうとも思わなかった木に梅雨が終わり夏になるとキウイフルーツが成っていた。秘密にしてたことを発表するみたいにたくさんなっていて、まだ小さい実は、こっち見ないでねって照れて言ってるみたいだった。キアゲハが用水路の上の電線の高さ付近で交尾をはじめた。最初はふわふわと不規則な軌道を描きそのあと高く高く空の方にまっすぐのぼっていき、そのまま交尾をしながら重力がなくなったみたいにすーっと急降下して軌跡だけ残して視界から消えた。探しても見当たらない夏の始まり。 #詩 #現代詩 #言葉の力 #謎夜 3 サポートされると嬉しいです。どんな金額だろうとそれを行動に移して評価いただいたことで良い気持ちになって毎日頑張れます。たくさん描きます。気に入ったらたくさん僕の言葉で遊んでください サポート