謎夜 4450,道が降ってきた,石の夜


最初に


謎夜という幻想連作短編詩を描いています。

物理の法則じゃなく、思いの力によっていろいろなものが動いたり、

変わったりする世界。

歌にも声にも、鉄にも扉にも海にも空にも意思がある世界。

その世界はこの世界と10センチずれた場所にあります。

僕はそこに行ってきて、面白いと感じた場面を抜粋してここで報告しています。

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謎夜 4450

海へと続く道がある

そこに馬に乗っていく

私の、前で溶けていく

甘い実が転がってきて

どれくらい夜にいたんだろう


(謎夜 8541夜目より抜粋)


謎夜 道が降ってきた


見たか 道が 降ってきた

筋がすー すー

線がすー すぅー

筋が すっ すっ すうぅっ

光で 道が また増えた 


すっすっ さっさっ すすすす すっすうぅ

(謎夜 6708夜目より抜粋)




謎夜 石の夜

硬く硬く埋まってる  


ニコニコしながら埋まってる

動けないのが楽しいのです


ここでにこにこ 

踏まれてニコニコ楽しいのです


(謎夜 1307夜目より抜粋)


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