謎夜  ぱぴお,藪,ちくっとしたとき

最初に


謎夜という幻想連作短編詩を描いています。

物理の法則じゃなく、思いの力によっていろいろなものが動いたり、変わったりする世界。

歌にも声にも、鉄にも扉にも海にも空にも意思がある世界。

その世界はこの世界と10センチずれた場所にあります。

僕はそこに行ってきて、面白いと感じた場面を抜粋してここで報告しています。



謎夜  ぱぴお


慣れない夜 慣れない模様 

慣れない形 慣れない身体

多くの場合 それは 単独で行動し

単独で死んでいく 



(謎夜 1733夜目より抜粋)



謎夜 藪


嘘が傘をさしている

朝に傘をさしている


朝が嘘を指している

傘に朝をさしている

迎えにいくね と遠くの方から 

声がした 

嘘。

(謎夜 4099夜目より抜粋)


謎夜 ちくっとしたとき

ぺりぱぽ ぺぴぴ ぶんぶんぶん

ぺりぺぺぺぺぺ  くぉっくぉっくぉっ

(謎夜 3293夜目より抜粋)

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久世孝臣(詩人・演出家)
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