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頑張りたいのに頑張れない人のためのnote

頑張りたいのに、頑張れないというのは、わがままでもなんでもない。

やる気がないわけでもない。

「しなければ。」と頭でわかっていても、それを実際に行動するには、習慣にするには、別の力が必要なのだ。

そうでなければ、ダイエット器具やジムが、こんなに流行るはずがない。

ではその「別の力」とはなんなのか。今回は三つに分けてみた。

・がんばる理由
・周りのサポート
・頑張らざるを得ない状況

これらは、全部同じくらい必要というわけではない。どれか一つで十分頑張れるという場合もあるし、どれか一つがとっても効果があるという人もいるだろう。

自分が今まで頑張れた経験を思い返したり、今の状況と照らし合わせたりして、実際に頑張るためのヒントを見つけてほしい。

がんばる理由(知識×実感)

一つ目が、自分の中にある、頑張るための理由だ。がんばる理由は、分解するとこうなる。

がんばる理由 = 知識 × 実感

知識というのは、これをしたら自分にとって得だろうという理解や希望のこと。そして実感は、これは自分の得になるぞ!と実際に感じた体験を指す。

私の場合、知識はあるけれど、実感が欠けているから頑張れないという場合が多い。

痩せたら綺麗になる。勉強をしたら、世界が広がる。将来について考えたら、満足した人生が送れる。

全部、頭ではわかっている。

しかし、痩せなければいけないと感じる出来事や、勉強が楽しいという経験が欠けている限り、私の足は動かない。

ダイエット成功者の特集を見ていても、好きな人に体型を理由に振られた、クラス中にバカにされたなど、「痩せてやる!」と思わざるを得ないような体験がどこかにある。

もちろん、実感はネガティブである必要はない。

オリンピック選手や有名なアーティストの取材を見て、私も世界を変えたい!と思ったことはないだろうか。

そんな風に、こうなりたい理想の自分と今の自分の違いを感じた時も、十分がんばる理由になる。

実際にやってみて、楽しい!と感じることも、立派な実感だ。「楽しいから」以上の、まっすぐで強い行動の理由はない。

まとめると、欠けがちな「頑張るための実感」には、こんなものがある。

・今の自分はダメだという体験や現状への不満
・理想への憧れ
・やって楽しかったという記憶

知識 × 実感がしっかりしていれば、「なんでこんなに頑張らなきゃいけないんだっけ…」となることもないだろう。

周りのサポート

がんばる理由がしっかりしていても、人間はそれを忘れる。

「実感」は時間とともに、薄れるからだ。

体重計に乗って、「やばい、痩せなきゃ…!」と思っても、寝て起きたら、まぁいっかと後回しにし、次第に実感したことすら忘れてしまう。

そんなときに助けになるのが、周りからのサポートだ。

早起きコミュニティー・朝渋では「早起きboot camp」というものがあって、寝る時間と起きる時間、朝やったことなどを報告し、励まし合うらしい。

同じ目的を持って励まし合うグループが効果的なのは、二つの要素を満たしているからだと思う。

・頑張りを認めてもらうこと
・めちゃくちゃ頑張っている人がそばにいること

「朝起きられて偉いね!」とか「きちんと宿題終わらせて偉いね!」という褒め言葉はやっぱり、頑張ってよかったなという満足感になる。

そして、他の人が頑張っているのを見ると、自然と「私も…!」とやる気が出てくる。

note運営者の加藤貞顕さんは、ライターが書くことをやめてしまうのは、批判されたときよりも、反応がもらえなくなったときだという。

「続ける」のはなかなかたいへんです。だれかが見てくれないとつまらないし、ほめられたいし、ディスられれば傷つくし、本になったり映像化したりする出口もほしいし、ずっと続けるならお金も必要だし、いっしょにものづくりをする仲間もほしい。(加藤貞顕「noteが5周年をむかえました。」)

人からの反応が唯一の目標になってしまったら頑張る意味がないけれど、頑張りたいという気持ちを思い出せる周りからのサポートは、とてもいい栄養剤になるのだ。

頑張らざるを得ない状況

このnoteを書くきっかけになったのは、「焦らないと、何も行動できなくない?」という友達のコメントだった。

たしかに死ぬ気で頑張った瞬間を思い返してみると、締め切りに追われていたり、自分しかできる人がいないという状況にいることも多い。

私はスケジュール通りにコツコツ頑張るタイプだけれど、締め切り前にならないとやる気が出ないというリスクテイカータイプに属しそうな友人も、何人か思い浮かぶ。

完璧主義者は妥協を求められるし、効率主義者も方法にあれこれ言っている暇がなくなるから、締め切りは何かを終わらせやすくするらしい。

そんな人は、ほんとうの締め切りとは別に、自分でこまめに締め切りを作るといいかもしれない。

個人的には、万全な環境が整っていることも、大切な気がする。

体調が悪かったり、他に心配事があると、やはり気が散ってしまう。

あれがないから、これで忙しいから。そうやって言い訳ができない状況になってしまえば、あとは頑張るしかなくなる。


私は、「しなきゃ」とネガティブに頑張るよりも、「したい」とポジティブにがんばるのが好きだ。だから、できるだけ自分の中のがんばる理由を大切にしたい。

でも、がんばることができれば、そこまでのプロセスはなんでもいいかなとも思う。

だから、いろいろな角度からがんばる方法を考えてみた。

少しでも、頑張りたい人が頑張るきっかけになれたら嬉しいです。

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