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通常更新通知ギガスパーク!

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脳髄に直接響くギガスパークで更新告知もお手のもの。シビれる通知で七色の物語をアナタにオトドケ。
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記事一覧

死なずの守り人

この村には不死の男が居ると言う。 話を聞きに行くと寝たきりの老人だった。 「おいくつです…

あの日のように囁いて

今思えば、 カズミをからかった奴らは私が端から殴ってやればよかった。 私がカズミに初めて…

狐の嫁入り

昔々ある山に二匹の化け狐が住んでいた。 春も終わりの夏の入り、 二匹は一つ化け勝負をしよ…

まさか自分が花だとは

事故直後、 親兄弟に連絡が入るのは不思議じゃないが、 友人にまで連絡が届くというのは、 な…

恋と鴉(終編3:完結話)

→もし、最初から読まれる方はこちらから← 床一面に敷き詰められた赤色の絨毯は、 素直に『…

恋と鴉(終編2)

(とても期間が空いたのでこれまでのあらすじ) 友人、柴田光司。 彼は産まれながらに不幸な体…

墓場寄席 後書き

『墓場寄席』の全編読了、誠に有難う御座いました。 まず初めに断っておかなければならない事があるのですが、このオハナシはフィクションです。 何をそんな当たり前な、と思うかも知れませんが、このオハナシには肝心な点があります。それは、実は仏教は『火葬』という事です。 関ヶ原の合戦からおよそ二百年後の江戸時代中期、とある寺での展開でしたが、この寺の裏の墓場では、人の身体がすっぽり入る棺桶に入れられて死人は土葬されているという設定でした。 しかし調べてみると古来土葬を行うのは神道系ら

墓場寄席 後編(完結)

(→中編がまだの方はこちらから←) 陽が昇れば起き出して、 陽が沈めば夢を見る。 そんな生…

墓場寄席 中編

(→前編がまだの方はこちらから←) 誰も居ない筈の場所で声が聞こえてくる。自分以外の。 …

墓場寄席 前編

対(つい)。 右と左、もしくは上と下、その他もろもろ。 中心とした位置を挟んで二つ物があ…

扉の理由は言葉と共に

中学の友人に面白いのが一人いた。 他にも面白いのは居たが、 そいつの威力が強すぎて他は四捨…

甘さと苦さは恋の色

お母さんが教えてくれた。 それは神様が僕にくれたスペシャルな力だと。 だから、他の人に喋っ…

パッサスの手

パッサスのおじちゃんは凄いんだ。 パッサスのおじちゃんの手はね、 人の心を読み取れるんだよ…

600ワットの恋心

「17日の夕方に何をしていた?」 「彼女の家に行きました」 「男女の間に恋愛感情を挟んだ交際の相手という事だな」 「そうです」 「彼女の家に入ったな?」 「入りました」 「彼女を殺したのはその家の中か?」 「そうです」 「どうやって殺した?」 「最初は頭を殴って、倒れた所を首を、こう」 「首を両手で絞めたのか」 「そうです」 「心臓を彼女の身体から取り出したのはその後か?」 「ええ」 「それからクーラーボックスの中に入れたのは何故だ?」 「違います」 「何がだ」 「心臓を取り