過去映画から教わったこと 。
最近のマイブームは、過去に見た映画を見返すこと。
新しい映画もいいけど、学生の頃、何となく見た映画をもう1度見返すことが好き。
その中でも、最近で一番心に響いた映画「ビリギャル」について、お話したい。
映画館へ行くという贅沢
まず、ビリギャルが上映されたのは、私が中学生の頃。
私の地元はド田舎で、近くに映画館はない。
車で片道2時間以上かかる場所にはあるのだが、なかなか行けなかった為、友人と映画に行くという事は、中学生である私にとって、とても贅沢な時間だった。
バイトもしていなかったので、映画のチケットを買う際に、お財布から1000円札を出す、ただそれだけの事にも贅沢を感じていた。
そんな私はあの時、どんな気持ちで映画館へ足を運んだのだろう。
有村架純ちゃんが可愛くて、ただそれだけで見に行っただけだったかな?
プリクラに、「映画行ってきた!」とか落書きして、満足していたのかもしれないな。
きっとあの時の私は、映画の内容よりも、映画を見に行ったという事実に浸ってたのだから。
内容に関しても、「ビリギャルすごいよかったね!」で、それ以上でもそれ以下でもなかったと思う。
そんな私が7年経って、ビリギャルを見返した感想。
人は、いろんな人のいろんな想いや感情に触れ、成長していく。
人って、人がいるからこそ成り立つんだと改めて感じた。
ビリギャルの結末に出てくる、坪田先生からの手紙。
君は僕が人生を変えてくれたと言ってくれたけど、
君の頑張る姿こそが、いろんな人の人生を変えたんだと思う。
君はこれからも、
きっとそういう風に生きるんだと思う。
たとえつまずいても、
いろんなことにトライするんだと思う。
僕は君との出会いに心から感謝している。
君に出逢えたおかげで僕の世界も大きく広がった。
意志のある所に道はひらける
僕もそれを信じて生きていこうと思う。
何かに夢中になって、ワクワクしてる時、それはきっと周囲の人へ伝染する。
夢を叶えるには、声に出して言葉にする事が大切だと改めて感じた。
そして、馬鹿にされようが、周囲とは一人 違う道に進もうが、自分を信じ、貫き通した人こそが、つかみたい未来を手に出来るんだと思う。
人の頑張る姿を見ると、応援したくなるように、何かに夢中になってる人、大きな夢でなくとも、叶えたいものや目標をもって常にワクワクしている人を見ると、つられて「自分も頑張ろう」と思えたり、ワクワクするものだ。
それから面白い事に、本人は自分の為に頑張っているだけでも、沢山の人の人生を変えたりもする。
こうして、自分の事を応援してくれる人に出逢えたり、困ったときに手を差し伸べてくれる人と出逢えたりするのだと、この映画を見て深く感じた。
主人公の、小林さやかさんは坪田先生と出逢い、人生が変わった。
そして、小林一家はさやかさんの姿を見て、本当の家族と出逢えた。
進学塾に後から入ってきた森玲司も、さやかさんの担任も、そして仲の良い3人の友人も…
さやかさんの姿を見て、心が動いているに違いない。
自分の周りには、似た人が集まるってよく言うけど、本当にそうだと思う。
だからこそ、私もどんな時でも毎日にワクワクしていたい。
辛い時、苦しい時が来ても、人生先は長い。
台風がやってきて、豪雨や強風になろうとも、次の日には、それが嘘かのように、カンカン照りのお日様が顔を出し、青空が広がる。
だからきっと、「辛い」「苦しい」の先に見えるのは、ワクワクする何かだって信じてる。
いや、絶対そうだ。ワクワクの前兆なんだ。
どんな高い壁でも超えて見せる。
その壁を越えた先で出逢う、まだ見ぬ人に出逢う為に。
そして私は、大人になっていつか家庭を持つことになったとき、自分の子供に、何にもとらわれず、どんな夢でも追いかけ続けさせてあげられるような、好きな事をさせてあげられるような、そんなお母さんになりたいと思う。
ビリギャルから学んだこと。
ねぇ、中学生の頃の私?
私、すごく成長したんだ。あなたがびっくりするほど。
だって、映画を見て、いろんな視点で考えられるようになってる。
それが楽しいって思えてる。
でも、あの日映画を見に行ってなかったら、映画の良さには気付かなかったかもしれないね。
だから、あなたにありがとうって伝えたい。
いつもわたしでいてくれて、私らしく在ってくれて ありがとう。
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