落ち葉用ブロワーの騒音・大気汚染・健康被害には寛容な日本
10月も半ばに入ると、小さな山でも少しずつ秋の気配が漂いはじめます。
日中の気温はまだまだ高くても、朝晩は20度を切るようになると、紅葉はしなくても、落葉は増えます。
時折、散歩がてらお参りするお寺でも、落ち葉が増えています。
そこで活躍するのが、ブロワー。
境内や参道で使うのですから、コード式や充電式であるはずもなく、おそらく2ストロークエンジン。
申し訳ないのですが、うるさい。くさい。息苦しい。
寺院関係者の高齢化や、運営費高騰、人手不足からの寺院働き方改革で、竹箒や熊手などで掃くことが難しいことは理解しています。機械でできるものを、人力でヤレなんて言おうものなら、ハラスメントにもなりかねないことも承知しています。
4ストロークの方がまだマシですが、ブロワーの価格帯や扱いやすさを考えたら、2ストロークを選ぶこともわかります。
でも、うるさい。くさい。息苦しい。
静かで厳かな空気どころか、お寺の境内で騒音+大気汚染です。
日本では、華麗にスルーされていますが、アメリカでは多くの自治体で使用禁止になっています。理由はコレ↓
日本は、個人レベルで使用でき、時短・労働力軽減になるものに対しては、極めて寛容です。
化学調味料には対しては、これでもかというほどに口撃をしても、同じ熱量でブロワーを口撃する人は、まず見かけません。むしろ、落ち葉の掃除だけでなく、洗車後の水滴飛ばしでも人気なくらいです。Amazonでも売れまくっています。
もちろん、寺院の境内でも特に気にする人もいなさそう。
私たち夫婦は神経質気味完全少数派ですし、寺院の境内清掃をブロワーなしで時短・軽労働にする代替案は持ち合わせておりませんので、ここに書き捨てて引き下がることにします。
落ち葉や紅葉といえばこの本↓。面白くて好きです。
いまも、Kindle Unlimited 対象のようなので、久しぶりに読み直すことに。
田舎暮らしをしていた頃、雑草が嫌で嫌で仕方がなかったのですが、稲垣氏の『雑草手帳』を読んで、雑草に対しての味方が変わったときから、すっかり稲垣ワールドにハマっています。
昨日も稲垣さん(稲垣えみ子さん)だったな。
散歩も楽しくなりますが、雑草が「メンドくさい邪魔なヤツ」から、時に面白く、時に愛らしく、時に役にたつ植物に変わります。
世界史でチラッとでてきた、植物が引き起こしたニンゲンの戦い。植物を支配しているようで、支配されているのは、ニンゲン様の方でした。
「生きざま」本はたくさんありますが、こちらは「死にざま」。
種を存続させるためにどのように生き、死んでいくのか。過去に囚われ、未来に怯え、今を生きていない私のようなニンゲンのための本です。
”私たちは、本当は三手先さえわからないのに、何百手も先を読んで悩んでいるようなものだ。”
おっしゃる通りでございます。
新刊出てました。
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