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31.09 ベクトルの初歩(図形への利用 その3)

ベクトルの一意性を用いる解法についての話です。


ベクトルの一意性

平面上の任意のベクトル$${\vec{p}}$$は、与えられた2つの平行でないベクトル
$${\vec{a}\neq\vec{0}, \: \vec{b}\neq\vec{0}}$$によって

            $${\vec{p}=k\vec{a}+\ell\vec{b} \:\: (k, \ell \in \mathbb{R})}$$

と表すことができます。しかもその表し方は1通りだけです。この1通りであることを一意性といいます。

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