「歯ぎしり・食いしばり」は 一般的に行われている歯科治療だけでは 絶対治らない!!!


今日は・・・
「歯ぎしり・食いしばり」は
一般的に行われている歯科治療だけでは
絶対治らない!!!
ということについてご説明していきます。


まずは一般的に「歯ぎしり・食いしばり」の
歯科治療として行われていることは・・・


◇マウスピース治療
◇ポストイットなどによる行動療法
◇ボトックス療法


この3つになります。


まずはそれぞれのメリット・デメリットを
説明していきますね。


そもそも、「特に痛くはない・・・」時に、
歯ぎしり・食いしばりが気になって
歯医者さんにいく人はほとんどいません。


多くの方は、歯ぎしり・食いしばりのせいで
歯やあごに「危険な力」が加わって
何かしら不都合が起きてから
歯医者に行きます。


例えば・・・
歯がかけたり、割れたりして
痛くなってから歯医者に行く!


この状態で歯医者で「歯ぎしり対策」
としてまず提案されるのが
「マウスピース」です。


メリットとしては、
マウスピースは「保険内」で作れます。
自己負担額は5000円くらいになります。

デメリットとして、
人によっては、マウスピースを装着することで
慣れるまでなかなか落ち着かない・・・
という方が多いことです。


また大切なのが、合わないマウスピースを
使用してしまうと、
逆にあごの関節を痛めたり、
顎関節症を引き起こしてしまう危険性もあること。


これは多くの人が知らないことですが、
「マウスピースはどこで作っても同じ!」
ではありません。


あなたのかかりつけの先生が
あなたの顎の状態にピッタリなマウスピースを
作ってくれる先生かどうか???
このの見分け方は・・・


先生があごの関節の状態をしっかり診察してくれて
今現在の状態をきちんとあなたに説明してくれたのなら・・・


その先生を信用して、
マウスピースを任せてもいいでしょう。


あごがずれている場所でマウスピースを作ったら
更に悪くしてしまいますので要注意です。


次に
「ポストイットによる認知行動療法!(にんちこうどうりょうほう)」
です。


これは簡単にいうと・・・
自分で、歯ぎしり・食いしばりに気付いたらら
「歯と歯を合わせないように気をつける!」
というものです。


昼間に行われる食いしばりは、
自分でも気が付かないうちに
行われることがほとんどです。


食いしばりの癖を治すには、
まずご自身が食いしばりをしているという事に
気が付くという事が一番のポイントになります。

「自分がどんな時に食いしばっているか?」


そこで、日常的に目にする手帳や
パソコン画面の空きスペースに


「食いしばらない!」
「リラックス!」


などと書かれた付箋を貼っておき、
それに気付いたら、深呼吸して
食いしばりをやめるように対策します。


メリットとしては、
費用がポストイット代だけなので、
お金がほとんどかからない。
治療がうまく行けば、半永久的に効果が持続する。


デメリットは、
本人の努力次第で治療の成果が左右されるので、
効果が出ない人も多い。
夜間の歯ぎしりには効果がない。


ちょっと長くなってしまったので
今日はここまでにします。

次回は「ボトックス治療」についてお話します。


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今日は、歯ぎしり・食いしばりの
「一般的に行われている治療の紹介」の後編です。


前回、一般的には・・・


◇マウスピース治療
◇ポストイットによる行動療法
◇ボトックス療法


がありますとお話ししました。


今日は、3つ目の「ボトックス治療」
についてです。


あなたは「ボトックス」と聞くと
何を思い出しますか?


「これって、海外セレブが昔やってた美容法?」
と思った方も多いと思います。


実は、近年では歯ぎしり・食いしばりの治療に
「筋肉を緩める成分を注射する治療」
を行なっている病院があるのです。


歯ぎしり・食いしばりは、
「筋肉の過緊張」によって持続して起こります。


なので筋肉を緊張させている神経の働きを抑える
「ボツリヌストキシン」が有効だと言われています。


効果は個人差がありますが
注射後7日から10日で効果が現れ、
約4ヶ月から6ヶ月間、
歯ぎしりや食いしばりが軽減します。


ですが、投与後4ヶ月から6ヶ月後には
薬物の効果がなくなります。


これに伴って、再度症状が現れると
再度注射が必要になることがあるとのこと。


ボトックス治療についてまとめると・・・


メリットとしては、
噛みしめに使われる咬筋に直接作用するので、
夜間の歯ぎしりにも昼間の食いしばりにも有効。


マウスピースなども使用しないので、
「おえっ」となってマウスピースが
できない方でも利用できる。


デメリットは、
ボトックスは保険適用外のため、
自費治療となる。(1本5万円)
術者の技術・経験・知識次第で、結果に差が出てしまう。


2回に渡って紹介してきた3つの治療法は
一般的に歯ぎしり・食いしばりに対しての治療として
行われていることですが・・・


私がお伝えしたいのは
これらの治療はあくまでも
「対症療法」である!!
ということ。


人は、社会の中でさまざまな
ストレスを受けています。


仕事で上手く成果が出せなかったり、
人間関係で疲れてしまったり、
子育ての悩み、夫婦間の悩み・・・
などなど。


ほとんどの場合が、
ストレスをその場で発散させることができないため、
精神領域にどんどんと蓄積されていきます。


しかしながら、そのようなストレスの蓄積は、
生命維持にとって重大な問題につながってしまうため
防衛本能として、睡眠中に歯ぎしりをすることで
ストレスを発散し健康を維持しているものと
考えられているのです。


なので、歯ぎしり・食いしばりから体を守るには
根本原因である「心の問題」を解決しなければ
イタチごっこになるだけなのです!


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あごが歪んでしまう・・
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