男女反転物語
図書館の書棚から選んだ本
椰月美智子
ミラーワールド
*️⃣あらすじ
『明日の食卓』著者が本当に
描きたかった心にささる男女反転物語
「だからいつまで経っても
しょうもない女社会がなくならない
のよ」
「男がお茶を汲むという古い考えは
もうやめたほうがいい」
女が外で稼いで男は家を守る
それが当たり前となった男女反転世界
池ヶ谷良夫は学童保育で働きながら
主夫をこなし
中林進は勤務医の妻と中学生の娘と
息子のために尽くし
澄田隆司は妻の実家に婿入りし義父と
ともに理容室を営んでいた
それぞれが息苦しく理不尽を抱きながら妻と子を支えようと毎日奮闘してきた
そんななか、ある生徒が塾帰りの夜道で
何者かに襲われてしまう……
「日々男女格差を見聞きしながら
ずっと考えていた物語です
そんなふうに思わない世の中になることを切望して書きました」――椰月美智子
*️⃣感想
「明日の食卓」と似た表紙風景なので
甘い話ではないなと思い読みました
「女尊男卑」という男女の立ち位置が反転するミラーワールドが舞台
仕事し輝く女性の活躍を期待して読んでいたら嫌な女ばっか出てきてキツイです
*️⃣おまけ
コロナ禍で増えたのは
白髪とシワと本の数
古い本棚に3段目まで本が入りました
装丁のイラストは今井麗さん
今井さんのイラストはパンが美味しそう
🥨🥖🍞🥯( ̄¬ ̄*)ジュル…