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読書日記「香君2 西から来た少女」

前回の続きになります。
こちらも一気読みしたシリーズ第2巻です。

第1巻では語られなかった、香君の在り方や近隣諸国との関係、そして主人公アイシャの血筋。
本当に巧みな設定だと思いました。
複雑さもありながら、でも読者も納得の舞台背景。
異世界との繋がりも、上橋作品ではおなじみの世界ですが、それでもわくわくどきどきしてしまいます。

横文字の登場人物、なかなか慣れないたちなのですが、上橋さんの文章だといつの間にか馴染んでいるのが不思議。

どんどん世界が広がって複雑さを増していきますが、きっと最後は良い方向へ向かうだろうという希望が持てます。
第2巻クライマックスは意外な終わり方でしたが、次巻への期待値がより高まりました。

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