日本内科学会雑誌 2024/2月号 感想2
日本内科学会雑誌 2024/2月号 感想2
「アジア人のサルコペニア」荒井先生の論文を参照。
サルコペニアとは「骨格筋量と筋力の低下」を意味する。
診断では、
①骨格筋量の低下(SMI:Skeletal Muscle mass Index)
+②筋力の低下もしくは身体機能の低下(握力や歩行速度など)
で判定される。
特に高齢者で有病率が高く(10%以上)
「転倒、骨折、入院、要介護、死亡などのアウトカム」
との関連が報告されている。
簡単に言うと
弱弱しいおじいちゃん、弱弱しいおばあちゃんになると
転んだりしてボケたり生活が苦しくなる。
関連している疾患として、糖尿病、呼吸器疾患(肺気腫など)、心疾患、骨粗鬆症、認知機能低下などがあげられる。
お酒タバコが好きで、運動しないおじさん/おじいちゃん。
甘いものが好きで、運動しないおばさん/おばあちゃん。
ストレスでタバコ吸ってる、運動しないおばさん/おばあちゃん。
のイメージ。
弱弱しくなる生活習慣を変えて、元気な高齢者をなるべく目指せれば対策できる。
弱弱しい習慣
・喫煙/飲酒/運動不足/栄養バランス不良
・日常会話数が少ない(社会的つながりのなさ)
強強しい習慣(かなり具体的に書きました)
・「世のため人のため」が一番の健康法
→高齢者は朝から昼が本番、午後は次の日の準備の時間
・朝の掃除(神社や公園など:運動・挨拶・感謝等つながり)
・新聞を読む(ボケ防止、会話の種)
・朝ごはん
・家事育児(の手伝い)
・アウトプット(文章や絵をかいてみる、家具・作物を作ってみる)
・昼からは夜(ごはん・お風呂・ストレッチ・寝る)の準備
・買い物に行く(晩御飯の材料)
・お風呂を洗う
・会合に顔を出す(自分が死んでも続くような壮大な取組みに参加する)
・晩御飯をつくる・食べる
・お風呂に入る
・寝る前の定番をつくる
・気持ちよく眠る
健康とは習慣である。※ただし、病気は習慣だけとは限らない。
毎日を見直し、健やかに過ごせるようにしたい。
「世のため人のため」が一番の健康法。とか言っとく。