フィーリング
心と気持ちは別の物だ、それをはじめて感じたのはもう六年ほど前になる。
当時僕は障害を患い、社会復帰を目指すも上手くいかずに精神科に通院する日々を送っていた。
自分でノートに気が付いたことや思ったことを日記として記し始めたのもそのころからだ。
心は英語でheartやmindと現すらしい。それに対して気持ちはfeeling。
心で感じることが気持ち、というのがスタンダードな見方だと思う。
だが僕は当時も今も心と気持ちを混同してしまう。グチャグチャに混線していて、自分の心とか気持ちがいまいち分からない場面が多い。
そもそも心はかなり不安定だと思う。それはもちろん、障害を持っているくらいだから不安定だろう。気持ちはどうなのかというと、僕は多分気持ちが強すぎる人間なんだろうなと最近たびたび考える。
心がボロボロなのに気持ちだけでがんばってしまって、ひん死に陥って心がボキボキになった……そんな感じ。
心のバリアめいたものが弱いなと最近感じる。以前は簡単に受け流せたことが今は本当に受け流せない。一日中そのことで悩み続けることが少なくない。
もともとクヨクヨしやすくて、悩みやすい性格だと思うがさらにパワーアップしている。
少し話が変わるが精神の障害の話をする時に、「今を生きる」というフレーズによく触れる。今を感じられたら、それは生きている瞬間そのもののことで、だからその瞬間を感じられるように生きればいい……とかなんとか。自分でも何を言っているか分からない。きっとそういう状態に入れば治ったようなものだということだと思う。
そういう視点で見た時に気持ち、feelingというのは現在進行形であることに気が付いた。
自分の気持ちを大切にして、ということを多方面から言葉かけしてもらった。自分の気持ちを大切にしている状態というのは自分がその時に感じていることを大切にすること、つまり自分が今どんな気持ちなのかを分かってあげることに他ならない。
だから心に目を向けすぎず、気持ちに目を向けて行こうかなと思う。
自分は今こんな気持ち、それをもう少し観察してあげるようにすれば僕自身がものすごく楽になる気がする。
さて、今日はこんな感じで。
志紀
おはようございます、こんにちは、こんばんは。 あなたの逢坂です。 あなたのお気持ち、ありがたく頂戴いたします(#^.^#)