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オレは女が嫌いだが

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小説です。
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#いま私にできること

オレは女が嫌いだが 2

オレは女が嫌いだが 2

 帰りにいつもの居酒屋に寄った。

 刺身の盛り合わせを一人用にしてもらい、何か揚げ物を注文して、〆のうどんを食べる。それがいつものスタイルだ。

 だが今日は。

「酒だ~、酒持ってこ~い!!」

「おい、京平君、大丈夫か?」

 常連のツネさんに心配される。ツネさんは五十絡みの東京っ子で、キレイに整えられた白髪が清潔感がある。

「うるせえ! ツネさんに何が分かるんだよ! 嫁さんもいて、子供も

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オレは女が嫌いだが 1

オレは女が嫌いだが 1

 女なんて、嫌いだ。

 近づいてきて、気を持たせるようなことを散々言って、しておいて女共は言う。

『そんなつもりじゃなかったのに』

 じゃあ一体どういう了見でオレに近づいた? ふざけるのも大概にしろ。バカにするな。怒りを込めて、オレは社内の廊下を歩いた。

 大きく息を吐き出した。オレは女ってのが嫌いだ。死ぬほど嫌いだ。

 はじめて女を嫌った記憶はオレがまだ男子高校生だったころまで遡る。

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