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ほめられるのが苦手

架空事例)
Rさんはほめられるのが苦手です。
「何かウラがあるんじゃないの」
「本当にそう思ってるのかな」
と、相手の言葉を信じることができません。
にっこり「ありがとう」と言えばいいのでしょうが、ムスッとしてしまう。

一方でYさんはほめられると良い気分になる人なので、誰でもそうだと思っているのでしょう。

Rさんが心配している通り、逆説的にほめる人も確かにいます。ほめた形をとりつつ、実は欠点を意識させるためにわざと話題に上げる。。悪意があります。

が、ほとんどの場合でほめ言葉はそのまま受け取っても問題ないでしょう。ほめる方は、ほめる気持ちに強弱はあったとしてもゼロではないですよね。

でもほめられるのが苦手な人って、そこを気にするというより、自分の気持ちを乱されることが嫌なのかなと私は思います。

①自分がそのほめ言葉にふさわしくないと思っている人の場合。
自分の価値を低く感じていると、他人からのほめ言葉に違和感をもつのではないでしょうか。『全然そんなことない、違うし』『自分のつまらなさを思い出させられて嫌な気分』『私をほめるなんて何か意図がある、この人は信用できない』

②ほめられた時の返事に困ってしまう人の場合。
『わっ恥ずかしい、どうしよう』『どう返事するのが正解なんだろう』『お世辞だったとしたら本気にして喜ぶのはみっともないし嫌だけど、本気でほめてくれたなら失礼な返事になってもいけないし』。。

とか。安定した気分は心地いいものですが、不安定な状態は落ち着きません。ほめられることで不安定になるのなら、それが苦手なのは当然でしょうね。

こういうかたに出会った時、私ならどうするか。。

→プライベートでの知人:相手の苦手さを尊重して褒めを控える。代わりに私自身の気持ちの表現に変える。「あなたって優しいね」よりも「気遣ってくれて嬉しい」とか。

→支援する側(私)とされる側としてお会いした場合:上の対応に加えて、褒めがお相手にとって良い影響を及ぼすと判断したなら、様子を見ながら褒めますかね。。



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