言葉で人を操る方法
例えば最近、何か人に伝えたいことってありませんか?
それを伝えて、相手にどんなことを感じてほしいでしょうか。もしくはどんなことをしてほしいでしょうか。
今回はそんな「相手の感情と行動を動かす」言葉の使い方を少しご紹介させていただきます。
心を動かしたいなら……
先ほど私がした「何か伝えたいことはありますか?」という質問で、皆さんは何か思いついたことはありましたか?
特に考えなかった……という方は、ぜひとも考えてみてください。
そして想像してみてください。その言葉を聞いたり見た人が、あなたの思うとおりの反応をするところを。
……いかがでしょうか?
もし相手に何かを伝えたいなら、このように相手に「想像させること」が大事になります。
例えば私は今、この文章を見ているあなたに、「自分が発する言葉で人を操る姿」を想像させました。
そしてあなたは、「こんな感じで心に刺さる言葉が使えたらなぁ」と思いながら、そんな方法が書いてあるのなら見てみようかなと、今この文章を読んでいるのではないでしょうか?
そう思えていないのであれば、まだまだ私の力不足ですが、このように相手に「想像させる」ことで心を動かし、そして行動を起こさせることができるのです。
想像を掻き立てるために気をつけること
「百聞は一見に如かず」という言葉がありますが、想像させることのメリットはまさにここにあります。
たとえどんな綺麗な言葉を並べようとも、あなたはそんな言葉よりも自分で見たものを信じるでしょう。
ですがその「見る」という行為は、あなたの頭の中で行われても大差ありません。「想像の中で見たもの」は、言葉以上の効果があるのです。
つまり「百聞は一想像に如かず」なわけですね。
ここで一つ注意点が。あなたの言葉は相手の想像を掻き立てるためにあります。相手の想像を邪魔してはいけないのです。
ですので、余計な言葉をつけすぎてはいけません。
例えば、最初にもし私が「相手に伝えたいこと」の例を出していたら、私の例があなたの想像を邪魔してしまっていたことでしょう。
私が何も言わなかったからこそ、あなたにとって本当に一番伝えたいことを想像することができたのです。それはあなたのことを知らない私の言葉では到底できないことです。
あえて言葉を少なくすることで、相手に想像する余地を与える……これが言葉で人を操る方法です。
ひたすら行動
そうとわかったら、あとはひたすら練習あるのみ。日ごろからこういったテクニックを意識して、「行動すること」が大事になります。
普段から使っていなければ、いざという時にその言葉がでてきません。ですので例えば私がやっているようにブログやSNSで言葉の練習をすることが必要なのです。
また、「想像をさせる」ということは、言葉で人を操る一つの方法ではありますが、そのほかにもいろいろな方法があります。
たくさんの武器を持っていれば、それだけ色々な場面でうまく戦うことができます。
ですので、言葉を操る方法を自分で集めて、ストックしておくことが大事になりますね。
もちろん最初からいっぱい手を出しても中途半端になってしまいますから、まずは相手に「想像をさせる」ことを目標に。
あなたがいつか自然にそんな言葉で人の心を動かせるようになることを、願っています。
参考文献:人を操る禁断の文章術(メンタリストDaiGo)
ps
言葉をもっと磨きたいということであれば、手始めに上記の本や以下の本なんかがおすすめです。
ザ・コピーライティング――心の琴線にふれる言葉の法則