とりあえず「Yes」と言ってもらおう
こんな話があります。
「チョコレートアイスにホイップクリームをのせたものをください」
「お客様、それはチョコレートサンデーのことですか?」
「いや、ただチョコレートアイスにホイップクリームをのせたものだよ」
「お客様、それですとチョコレートサンデーのシロップ抜きということになります。お値段を変えることはできませんが、シロップ抜きチョコレートサンデーになさいます?」
別の日
「チョコレートアイスください」
「はい、かしこまりました」
「あっ、ホイップクリームを少しのせてくれないかな?」
「かしこまりました(店員にっこり営業スマイル)」
…お分かり頂けただけたでしょうか?
一回「Yes」というと、人間は次になかなか「No」とは言えません。
この「一貫性の原理」を使うと、奥さんにお小遣いを上げてもらえるかもしれないし、車を買ったお客さんにシートの色を変えるオプションをつけられるかもしれませんね。
もっとも、利用するだけでなく、自分が「一貫性の原理」にはまってないかな?と確認することも大事ですが。
参考文献:シュガーマンのマーケティング30の法則(ジョセフ・シュガーマン)
ps
こういうことを知っているのに、ついついAmazonのおすすめ商品を買ってしまう私。(一度買うと、次も買いやすくなるのは一貫性の原理の一種)