変化の多いこの時代とともに、一緒に変化していくために必要な3つの要素

変化なんていらない、という人は少し待ってください。

変化の多い時代だと言われていますが、もちろん、何でもかんでも変化すればいいというわけではなく、変化してはならないもの、変化しない方がいいもの、変化しないものももちろんあります。

例えば、人間関係はいつの時代においても、幸福度に大きな影響を与えるでしょうし、法律は守らなければいけないし、でも法律がいつでも正しいとは限りません。

核となる部分は変わらずとも、それを表現する手法はそのときどきの流行りや技術によって変わります。

もっと具体的な例を挙げるとすると、例えば人がどんな言葉に惹かれるのかは変わりませんが、言葉を伝える媒体などは変化しています。良いものは売れますが、なんの商品が売れるのかは変わります。本能はなかなか変わりませんが、価値観や思想は変わります。

ですので、より良い人生を送りたいと思うのであれば、自分の本質を時代にあったように表現する方法を模索していかなければならないのです。

大昔であれば、環境に合わせて変化しなければそこには「死」が待っていましたが、現代であれば生きていくことはもちろんできると思います。

ですが、より良い人生を目指したいと思うのであれば…時代とともに変化していく道を選ぶべきだと私は思います。

今回はそんな変化するにあたって大事な要素3つをご紹介します。

1.自分についての理解
2.多様性に富んだネットワーク
3.新しい体験に対して開かれた姿勢

自分についての理解

例えば今までは学生から社会人に変化するときに、「アイデンティティ」はほとんど決まっていました。

終身雇用が主流であれば、「その仕事をする人」という自己像があるのでアイデンティティが揺らぐことはそうそうなかったのですが、段々と終身雇用が主流ではなくなってきた現代では、単純に「その仕事をする人」と一括りにはできなくなってきます。

ですので、仕事以外の様々な観点から自分という存在を理解するよう心掛けなければなりません。

もしそうせずに流されるように職を点々としていては、人生の満足度は下がってしまいます。

自ら変化をしていくためにも、自分の本質を探し、その本質を表現する場所を探すことが大事なのです。

多様性に富んだネットワーク

いくら自分を理解したとしても、その表現する場所が見つからなければ変化はできません。

ですので、選択肢を広げるという意味で、多様性に富んだネットワークが大事になってきます。

注意すべき部分は、「多様性」の部分です。同じようなことをするコミュニティがいくらたくさんあったところで、そこから変化は生まれにくいです。

全く自分とは関係がなさそうな分野でも、その内情を知らないだけで自分にぴったしの場所かもしれません。

また、成功している人の多くは、野心を持って目指すべきものに向けてまっすぐ進んでいってわけではなく、たまたま出会ったものが自分の得意なことで、うまく自分を発揮できたということが多いそうです。

どんなところに人生を変える出会いがあるのかは誰にもわからないので、とにかく多様性を大事に、いろいろな人と出会うことが大切です。

新しい体験に対して開かれた姿勢

そうして新しいネットワークがうまれ、そこで自分の新しい可能性を発見できたときに、そこから逃げてはいけません。

変化とは恐いものですし、難しいものです。

また、自分の価値観を揺るがすものであれば、今までの自分を否定しているような気分になるかもしれません。

そんなときは、今のあなたが様々な変化を経てきたあなただということを思い出してください。

失敗したとしても、案外今では笑い話になっていたり、それがきっかけでまた新しい道を歩むことになっているかもしれません。

恐れずにとにかく行動。

これが変化において最も難しく、最も重要なことかもしれません。

変化が早く、そして長い今の時代

2007年に生まれた日本人の50%は107歳まで生きるであろうという予想があるそうです。

1世紀も生きていればそれは世界も変わるでしょう。

それに、働いている時間も長くなるでしょうから、最初のころに得た知識だけでその先何十年もうまくやっていけるとは到底思えません。常に自分のアップデートが必要になってきます。

…まぁそういった常に学ぶ姿勢はいつの時代も大切なものだったのかもしれませんが。

長生きできることに悲観的な人も多いと思います。いつまで働かなくてはならないのかとか、健康でいられるのかとか。

そういった大変さや、変化しなければならない大変さ以上に、世界の様々な変化をこの目で見れる幸福があるのではないかと、私は思っています。

参考文献:LIFE SHIFT

ps
最近私は「多様性に富んだネットワーク」を心がけています。
正直人間関係は少数のがいいのですが、その大切な少数を見つけるためにも、必要なことなのかなと思っています。

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