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スポーツに絡んだ書きもの集

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スポーツに因んだ短い文です。観戦記、スポーツの仕事、スポーツメンタルコーチングなど。
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記事一覧

書評 241 「神シンキング」

箱根駅伝2代目山の神、柏原竜二さんの著書。意外だが、初の書籍とのこと。アスリートの著作に…

書評 224 「ぼくたちには『体育』がこう見える」

スポーツは善で体育は悪。その見方に「本当にそうなの」と疑問を出す。 スポーツはトップを目…

書評 196 「為末メソッド」

著者が長年唱えている「人間を知りたい」。その探求と、自身が現役時代に考えて実行したことを…

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書評 188 「日本のスポーツビジネスが世界に通用しない本当の理由」

外資系経営コンサルを経て、プロ野球球団やBリーグで働いた著者による、プロスポーツチーム経…

書評 185 「Link」

スピードスケートで世界のトップにたどり着いた小平奈緒さんの自伝。彼女の年齢ではまだ半生記…

書評 175 「限界の正体」

為末大さんによる2016年の著作。限界は自分が思い込んでいるだけで、実はそこが限界では無…

書評 169 「スタジアムの宙にしあわせの歌が響く街」

著者はJリーグ川崎フロンターレのプロモーションに長く携わる。サポーターを増やすため、地域の支持を得るためにどんなことをするか。その基本的な考え方は数多ある地域に根付いたスポーツクラブ作りの本とさほど変わらない。しかし、本書は著者が実際にやってきたイベント企画の中でも大きな仕掛けとなった事例を丁寧に書いているところが違う。 サッカーとなんの関係があるのかわからないが、結果的にファンが喜んでくれたイベント。ホームタウンと遠く離れた土地で、被災地支援の意図を持って新しいファンをも

日本陸上競技選手権 2023

今年は最終日の観戦。 一昨日が嘘のような好天のもと、良い試合を見せてもらいました。 どれ…

凡ミスなのか

テニスもウィンブルドンなどの大きな大会になると、新聞に試合の記事が載る。その中で「凡ミス…

書評 146 「アスリートの哲学」

陸上短距離で日本を代表する選手、末續慎吾の2冊目の著書。オリンピックと世界陸上でメダルを…

小さな変化を作り出す 〜コーチの一言〜

同じ練習を淡々と続けるのは厳しい。 我慢は修行僧のような達成感に繋がるかもしれないけれど…

自問自答 〜コーチの一言〜

目標に向かって何をやるべきか? 自分の悩みは一体なんなのか? 「そんなことは自分が一番わ…

まだ 〜コーチの一言〜

憧れのプレーヤーの得意技。 勝負の場面で自信を持てるプレー。 誰もが1つ2つ、身につけたい…

ウィナーズスピーチ 〜コーチの一言〜

テニス全豪オープンが開幕しました。西岡良仁選手が自身初のベスト16に進み、ひとつ殻を破った姿を見せてくれています。 さて、この大会で思い出すのは4年前の女子シングルス決勝、大坂なおみ対ぺトラ・クビトバ。大坂選手が優勝した試合です。 決して楽な試合ではありませんでした。セカンドセット後半ではマッチポイントを落とした後に崩れ、そこを相手も攻めてくる。しかし、そこからしっかり戻ってきた。ファイナルは安定感を取り戻して、見事な勝利。 最後まで気迫を強く出して戦ったクビトバ選手も、