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草刈り中に頭の中に浮かんでくることは、最近の自分の考え事だったりする。

仕事柄、一年を通してめちゃくちゃ草を刈ります。
何事も1万時間続ければプロの領域というアレに則ればもう、プロ並みに。

とはいえ、草刈りといってもピンとこない方も多いと思うので少し補足。
土のある場所ではどこでも、基本的には放っておけば草が伸びます。それが農地だとやがて作物が育てられなくなったり、道沿いだと道が通れなくなったりするので、その管理として草刈りが必要になるのです。

耕作放棄地へと続く水路の草刈り前(上)と後(下)

そしてわたしは仕事として棚田やキャンプ場を再生、管理しているので、必然的に草刈りをすべき面積も多く。この時期は稲も刈るし草も刈る、何かと忙しい日々なのです。

そんな草刈り。刃物を扱うので危険を伴うのですが、慣れてしまえば単純作業で。安全に気を遣いながらも、頭の中ではいろんなことを考えていたりするのです。というよりか、その時期に考えているあれこれが、勝手に頭の中に浮かんでくる。

例えば今日だと、田舎暮らしの価値ってなんなんだろうと。このことは最近ずっと、ぼんやりと考えていることで。
田舎暮らしでの学びや気づきは、きっと都会に暮らす人にとっても役に立つもの。だけどその必要性を伝えるにはどうしたらいいか。という流れから考えているテーマです。

草刈り前、別に、このテーマについて考えるぞと思っていたわけではなく。しかし自然と、体を動かしているうちにこのことについての考えが頭の中を巡っていました。

田舎暮らしの価値はやはり、多くのものを生産できることだろう。食べ物、エネルギー、土、繊維、などなど。でも、それらの多くはお金と交換可能で、都会の方が簡単に手に入ったりもする。でもでも、簡単に手に入るからいいというわけではないし、その生産の過程にも多くの学びや豊かさを感じるものがある。
いや、そもそも暮らしに価値を求めるのはナンセンスだろうか。地元のおじいちゃんやおばあちゃんの暮らしにケチをつけたりしないしな。けれどそれじゃあ、伝えたいことを伝えられないのでは…

といったふうに。結局今日は、特に結論が出たわけではないのですが、思考の整理となり、頭はすっきりと。しかし日によっては、求めていたアイデアがふっと湧いたりすることもあるので、草刈り中もメモは離せないのです。

そしてこれって、草刈りに限った話ではなく。例えば掃除や洗濯など、単純作業ながらも適度に体を動かす系の家事にも当てはまることだったりもして。
考え事をしたい時にはそのことを考える。そうでもない時は、頭に浮かんでくることに思いを巡らせ、自分の最近の傾向を知る。そんなセルフメンテ術。
意識を自分に向けてあげることで、日々の豊かさが増すことは多々あります。
単純作業中にこそぼんやりと、浮かんでくる考えに向き合いながらメモをする。結構おすすめです。

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