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あけぼのとつとめて、その刹那。

最近、朝の景色が美しい。

日の出前の山と雲海

夜明け前、雲海が出ていることがわかる明るさの頃。
だんだんと、山の稜線が見えてくるようになる。
かつて清少納言が言葉にしたのは、こんな時間だったのだろうかと、ふと思う。
いやでも、それは春だったか。

春はあけぼの。冬はつとめて。
どちらも早朝なんだけど、日の出前の時間と、日の出後の時間 という違いがあるようだ。

たしかに、そのどちらも美しい。

同じ雲海でも、見る場所によって少しずつ趣が変わるのもおもしろい。いや、をかし。

けれど現代人だからだろうか。
そのどちらもいいんだけれど、やっぱり日の出のタイミングも美しいと思ってしまう。

なんて思ってみるものの、これだけのわずかな時間の中で、いろんな美しさを楽しめるというのはやはり、豊かだなぁと心地良くなる。

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三宅こーた
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