ラベリングは偉大でした
今住んでいる家を新築で建てて住み始めてから25年になります。
初めから違和感があったのが、階段を上がったところについている照明のスイッチ。
廊下の照明が下に、階段の照明が上になっています。
ハウスメーカーの方が言うには、階段を上がって行って、すぐに手が届くところに上がった先のスイッチを配置しているとのこと。
まあ、理屈ではわかるんですが、感覚的にはやっぱり、上階の廊下と階段の位置関係からすると、スイッチも上が廊下で下が階段のほうがしっくりくるのですよ。
夫などはもうすっかり慣れているようなのですが、私はというと、25年間毎日のように押し間違えるのです。
なんで学習せんかなぁ、と我ながら思うのですが、頭より手が先に勝手に動いてしまうのです。
さて、先日、思い立ってラベルライターというものを買いました。
職場でファイルや引き出しにテプラでラベリングしているの見て、前からいいなとは思っていたのですが、これまではマスキングテープに手書きマジックで事足りていたのでもったいないと思っていたのです。
ところが、この度、郵便受けにメッセージを貼る必要があり、いい機会と買うことにしたのです。
ラベルライターはいくつかのメーカーが出していて、キングジムのテプラが一番有名です。
買うにあたり、ネットでいろいろ調べたのですが、台に置かなくても手に持ったままで使える唯一の機種が、今回私が買ったブラザーのピータッチでした。
買ってまず始めに郵便受けのメッセージラベルを作りましたが、次に何を作ったでしょう。
ここで、先ほどの階段のスイッチが登場します。
いやこれは、威力抜群でした。
これまで25年間、感覚に従っては間違えてばかりだったのが、文字を見た途端に一瞬手が止まり、正しいスイッチを選ぶことができるようになりました。
ラベリングは偉大でした。