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動いたから見えたもの~2024年の記録~

2024年はどんな1年だったのか、振り返るにあたり、まずは2023年の記事を読み返してみました。なんかすごく焦っていて、でも大丈夫って自分に言い聞かせて落ち着かせているような、そんな日記(年記?)でした。それを思うと2024年が終わろうとしている今、だいぶ落ち着いたというか、少なくとも焦りは消えて、やりたい事の解像度をどうやって上げていくか、そして優先順位をどうやって付けていくか、そんな心境になってきたように思います。2023年の記事の一番最後の一文に「心の迷走は早く卒業して行動の試行錯誤へと進んでいく、そんな2024年にしたい」と書いてありましたが、これ出来てるかもしれません。

悩んでる暇があったら動いてみる

多分これが今年のポイントだったと思います。私は考えてから動くタイプなので、あまり得意ではなかったのですが、とりあえず動いてみると開ける世界や新しい出会いがあって、そこでまた力をもらったり仲間が見つかったりして、前に進んでいくんだと実感しました。その中で分かってきたのが、魅力ある人たちは何かしら自分が提供する側になっていて、そうか提供する側であることが重要な(自分はそちらを目指したかった)のか、ということでした。これは環境問題への取り組みにも通じるところがあって、まずは自分の生活の中で出来る事から始めて、だいたいの出来ることをやってしまうと、一人だけが変わっても意味がないので次は周囲に働きかけていく必要があります。他人の行動や考え方を変えるのは簡単なことではなく、相手のメリットや興味関心も考えながら、正しい知識や情報を発信していく必要があるので、これはもう試行錯誤しながら進んでいくしかなく、悩んでいる暇なんてない、という訳です。昨年からの悩んでいる期間に大量にインプットしたからこそ、そろそろアウトプットする頃合いだ、となったのかもしれませんが(笑)。抽象的過ぎて、読んでくれている人がよく分からん!ってなりそうなので、ここからは今年やってみて良かったことを書いてみます。

エシカル・コンシュルジュになりました

この受講のきっかけも、また環境系の活動でした。

今年最大の出来事は、やはりエシカル・コンシェルジュ講座の受講・修了です。もともと関心のあった気候変動や環境問題だけでなく、より広いエシカルという観点から社会問題を見つめ直すきっかけになりましたし、講座を通して出会った人たちから多くの刺激をもらったことで、「動いてみる」が出来たと思います。会社の研修なんて受けたら終わりでろくに復習なんてしてこなかったけど、この講座受講後はSNSでの発信やnoteでのまとめ、環境仲間や身近な人と話す、自分の住む地域がどうなっているのか調べる、自治体のイベントにも参加するなど、一歩踏み出してみると二歩三歩と歩き出せたように思います。そう言えば講座の中でも何度か「一人の100歩より、100人の一歩」という表現が出ていました。周囲に働きかけていこうと思えたのもこの辺りからかもしれません。

地元議員さんと話してみました

POW JAPANの「雪がなくなったら、全員負け。」のメッセージに共感し、アウトドアコミュニティ連帯アクション「議員さんに提言書を届けるプロジェクト」に参加しました。地元の国会議員である井出ようせいさんとお話しする機会を頂き、気候変動やエネルギー政策について意見交換、そして1.5℃目標実現に向けた提言書を手交させて頂きました。あまり政治うんぬんは得意ではないのですが、大きな問題と向き合う時や、地域・地元の活性化を考えると、時には議員さんとのつながりも大切かもしれません。

アースディin佐久の実行委員になってみました

議員さんと話したのは社会の仕組みやシステムを変えるトップダウン的なアプローチであるのに対して、地域・身の回りからのボトムアップ・草の根の活動もやっていきたいと思っていました。一人では出来ることが限られていても、仲間がいればもっと大きな変化を起こせるかもしれない、と思って、アースディin佐久の実行委員の扉をたたいてみました。SNSで見つけて連絡して飛び入りしましたが、温かく迎え入れて頂き、第22回アースディin佐久に向けて準備を進めています。2025年4月26日、佐久の市民交流ひろばで開催します。ぜひ遊びに来てください。

家庭菜園が楽しい

家庭菜園2024年のハイライト

今年の自分のSNSを振り返ってみると、家庭菜園についての投稿が多くありました。みんなでワイワイ楽しそうなうちやまコミュニティ農園がうらやましいなぁと思いつつも、昨年酷い状態だった土を少しずつ改良して、野菜が育つのを子どもが毎日のように楽しみにしていて、まさに穫れたてを子どもと一緒に美味しい美味しいと食べて、たまにご近所さんにお裾分けして、素人がネットで調べながら失敗したり、カラスか何かに先に食べられたり、ゲリラ豪雨で土が流されたりしましたが、まぁなんか、とても楽しかったです。コンポストで堆肥を作って、枯葉枯草も土に還して、millplotの竹パウダーも導入して、収穫が終わっても春を待ちながら土のことを考える、これもまた楽しいのです。植えたいものが多過ぎて、狭い庭では足りなくなってきました。道路に面した庭で作業をしていると、地域の人と話をするきっかけにもなって、家の敷地でやることも意味もあるように感じています。

さて、2025年はどうするか

やりたい事が分からなくなって焦っていた2023年、動いたことでやりたい事が見えてきた2024年でしたので、2025年は提供と発信を意識してやりたい事の具体化と継続へ、という感じでしょうか。今考えている2025年やりたい活動を書き出してみます。

アースディin佐久

これは先ほど書いたので、項目だけ。実行委員になって良かったと思えるように、頑張ってみます。

街いく探検隊in佐久(仮称)

東京で街いく探検隊なる活動があると聞いて、先日オンラインで見学させてもらいました。「まちとつながる 子どもが主役のごみ拾い」をテーマにした活動で、地域毎に特色があって、楽しそうに活動されていました。環境問題はそれそのものを前面に出してしまうと重たいので、環境×〇〇という感じで何かとの組み合わせで、〇〇を楽しんでいたら環境にも良いことだった、みたいなのがいいなぁと思っていたので、とても参考になりました。昨年から書いていた「地球と地域に優しい生活」の考え方とも相性がよさそうです。移住者の多い佐久では、移住者がどう地域と係るかという観点も重要だと思うので、その辺を考慮しながら佐久ならではの活動が出来ないかと妄想しています。

中高生向け環境コミュニティ

エシカル・コンシュルジュで同期だった大学生が、環境問題や社会問題に興味がある中高生が自由に話せるオンラインコミュニティG-treelinkを立ち上げようとしていて、その活動をサポートさせて頂くことになりました。今初期メンバーを絶賛募集中なので、もし中学生・高校生で環境問題や社会問題に興味があるという方がいたら、ご紹介頂けると嬉しいです。

再エネ普及アンバサダー的な何か

一番の関心事である気候変動のことを考えると、やはり再エネ普及は必要になってきます。全然具体化されてませんが、再エネ普及に貢献できるような活動が出来たらなと考えています。上田市民エネルギーさんみたいなことが出来たら理想ですが、いきなりあそこまで大きなことはできないので、最初の一歩として何が出来るか、探すところからかなと。


終わりに

そう言えば、移住した理由の一つに空が暗くてきれいで、星が良く見えることがありました。野辺山や美笹など宇宙スポットもありますし、大学で天文学を専攻していた自分には重要なポイントでした。でも最近ゆっくり星を見てない気がします。冬の夜は寒過ぎるからというのもあるかもしれませんが、来年はのんびり星を見る時間も取りたいものです。
昨年40歳になった時は「四十にして惑わず」なんて到底無理だと思ってましたが、少しずつ前には進めてそうです。今年は仕事のことを書かなかったですね。仕事の方は残念ながら順調とは言えない状況でしたが、やってみたからこそ得られたことも多かったように思います。プライベートの方はどれを書こうか悩むくらいには充実していた一年でした。書き切れていない佐久での出来事もあり、人脈やご縁は広がってきています。ありがたいことです。なかなかお会い出来ていない佐久の皆様とも、引き続きつながっていけたら幸いです。皆様、よいお年を!

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