未来の教育を迎えに行く
どうなる!? GIGAスクール構想
今日は午後から「GIGAスクール構想」に関するセミナーに参加するため,東京は両国に来ていました。
(大学院における私の専攻は,ICT活用や情報教育に関するものです)
現在,教育現場は別の話題に席巻されていますが,このセミナーのテーマも「緊急」と見出しがつけられる程には目立ったトピックでした。
巷の様子では一見下火になってしまったようにも見えますが,まだまだ喫緊の課題として,教育委員会の方々が必死に検討を重ねていることが今日のセミナーでも感じられました。
災害のリスクに立ち向かえる技術
GIGAスクール構想をざっくりと説明すると…
「今までちんたらやっていた『学校の情報化』を大胆に進めて,スマホやパソコンみたいなICTを,学習にもどんどん使って,学校教育を『21世紀の教育にアップデート』していこうよ!」
とする教育改革です。
「主体的・対話的で深い学びを実現する授業改善を」とか,「学習の基盤となる資質・能力としての情報活用能力の育成を」とか,「AIだ!ビックデータだ! Society 5.0だぁ!」などなど,いろいろ言われていますが…
ここで立役者になる,ICT (Information & Communication Technology: 情報通信技術)は,実は今の状況のような有事にこそ出番となる技術だったりします。
(そういえば,LINEは東日本大震災を期に一気に広まったSNSでした)
ここ数日,いろんな教育ICT,EdTechサプライヤーが,授業動画やドリル教材,学校用SNS等を次々と無償で提供しているのは,混乱に乗じた商機を見出しているのではなく,ここぞと役立つ技術を,とにかく早く,たくさんの人に届けたいという熱意で行動していることだったりします。
待っていないで,実際に使ってみよう
写真は,今回の出来事で急遽オンライン開催になった研究室のゼミに,東京のレンタル・オフィスから参加している様子です🤗💻✨
(ゼミといっても,学活やホームルームみたいな柔らかい雰囲気のミーティングだったりします)
自分でも初めてビデオ会議をしたのですが,相手の表情が見えるだけで,だいぶ温度感のあるコミュニケーションが出来たと思います。
「未来の教育」の環境が整えられた学校では,授業改善や学習の個別最適化が実現されることはもちろん,災害に負けずに誰もがいつでも安心して学び続けられるようになるはずです。