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第1回 日本語教員試験(令和6年度)を受けてきたので感想をつづる。【応用試験(聴解)編】

こんにちは。こすいです。

前回、日本語教員試験の基礎試験と応用試験(読解)についての感想を共有したので、今回は応用試験(聴解)についての感想をシェアします。

【応用試験(聴解)の構成】

聴解問題は全部で50問ありました。

感覚としては下のように3つのパートに分かれていました。

①アクセント形式や発音上の誤りを問う問題、口腔断面図や調音点&長音法を問う問題、学習者の文法上の誤りを問う問題
(それぞれ日本語教育能力検定試験(聴解)の問題1、2、3、6にあたる。)
→計30問、問題形式問わずランダムに出題される。

②母語話者と学習者の会話を聞き話の内容や
特徴について問う問題
(日本語教育能力検定試験(聴解)の問題4にあたたる。)
→計10問、5つのセクションに分かれており各2問ずつ問われる。

③日本語の聴解教材を聞き問題点や特徴を問う問題
(日本語教育能力検定試験(聴解)の問題5にあたたる。)
→②と形式は同様。

【応用試験(聴解)の難易度】

聴解問題ですが、日本語教育能力検定試験と形式が似てはいるものの、パートによってだいぶ難易度が違うように感じました。

まず、前述のパート①ですが、
アクセント問題が聞かれたとおもったら、次は文法上の問題について聞かれるなど、形式が異なる問題がランダムに出されるので、心や頭の切り替えにだいぶ神経を使いました。

実を言うと、聴解問題の中で口腔断面図や長音点(法)についての問題を解くことが1番得意なのですが、日本語教員試験の問題では、学習者の発話が一度しか流れず、また検定試験での母語話者のお手本となる発話も用意はされていなかったので、
「今、なんて単語や文章を言ったの!?」と、
よく聞き取れない問題が何問かありました。
また、学習者の音声もなにか全体的に鼻濁音化されているようなものが多く、聞き取りには苦戦しました。

アクセント問題については、元々それほど得意では無かったので、あまり自分の出来は気にしていませんが、事前にyoutubeの日本語教師応援チャンネルさんの解き方のコツを頭に入れていたので少しは心穏やかに解けました。

聴解試験が始まった直後に、少し問題を見てよい時間が与えられますので、次回受けられる方はその時間の間に上記のコツ通り、アクセント問題に線を記入することをおすすめします。(今回の試験では、アクセント問題は3-4つほどで多くは無かったので、線を入れる手間もあまりありませんでした。)

前述のパート②や③については、検定試験と比べて比較的優しく感じました。
検定試験対策として聴解の問題4や5をしっかりしていれば問題なく解けるかと思います。

【まとめ】

今回、私が受けた日本語教員試験(聴解)は、50問と問題数も多く頭もかなり使いましたが、全体的な難易度については妥当かと思いました。

ただ、もう少し音声をクリアに作っていただけたら尚良いなとは感じました。(日本語教育能力検定試験の聴解程度に、、、)

今は、ただ12月の吉報を待つばかりです。笑

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。

これからも日本語教師や教育についての記事を書いていきたいなとおもいますのでフォローなどいただけますと幸いです。

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