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クラフトコーラと”沸いた”この夏と、銭湯の可能性が拡張した1週間ー小杉湯クラフトコーラフェストvol.2レポート

銭湯 × クラフトコーラ。身も心も五感の全てで感じる、銭湯とクラフトコーラのととのう体験再び。8月20日(金)~8月27日(金)の1週間開催された小杉湯クラフトコーラフェストvol.2が大好評の内に無事に終幕しました。

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クラフトコーラと”沸いた”1週間を振り返る

クラフトコーラのお風呂が沸いたら、わたしたちのきもちも沸いた。今回もとっておきのあつ湯をお届けしました。今回は銘柄に使われている素材もさまざまで、クラフトコーラの湯の魅力を幅広く体感することができました。

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待合室ではクラフトコーラフェストに登場の全銘柄のシロップを常時設置。眺めるだけでも楽しいクラフトコーラのシロップ、8月の1ヶ月間で多くのシロップが小杉湯のお客さんのもとへ旅立っていきました。ボテっと丸みを帯びたシロップ、パッケージにまでこだわりが詰まっているシロップ瓶は、思わず並べて置いておきたくなるかわいさで眺めているだけでも楽しいきもちに。

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番台前の冷蔵庫にはすぐ飲めるドリンクタイプもいつも通り冷え冷えで。こちらも連日大人気でした(こちらは9月以降もいつでも楽しめますよ~!)

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そして、パワーアップして帰ってきた小杉湯軒下でのドリンク販売。こちらは土日の2日間(急遽最終日もちょっとだけ)の開催でしたが、多くのお客さんにクラフトコーラの湯からのクラフトコーラを飲んでととのう体験をお届けしました。

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なんと、2日間で\約290杯/のクラフトコーラを楽しんでいただくことができました。中には前回GWに開催された小杉湯クラフトコーラフェストvol.1をきっかけにクラフトコーラを知りvol.2の開催を楽しみにしてくださっていた方、ドリンク販売していた5銘柄を全部制覇してくださった方、朝飲んで寝る前にもう一杯と1日に2回飲みに来てくださった方も。

小杉湯で常時販売している伊良コーラやともコーラのドリンクを飲んでいるお客さんも多く、巷の流行よりもクラフトコーラに親しんでいる人が多い実感でしたが、今回はSNSでの反響も前回より多く、3ヶ月前のGWに開催した時よりも「クラフトコーラ」が少しずつ浸透し始めていることを実感しました。

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本格派クラフトコーラの本領発揮。

今回の銘柄の選定理由や各銘柄の紹介は、ぜひこの企画を一緒に進めているクラフトコーラ行商・マイスターの鯉淵さんのnoteをご一読ください。クラフトコーラを偏愛している鯉淵さんの目から見えた小杉湯クラフトコーラフェストの光景についても愛情たっぷり最高の振り返りnoteです。

▼クラフトコーラ行商・マイスター  鯉淵正行 さん note

▼小杉湯クラフトコーラフェストvol.2 イベント告知 note

今回、お風呂POPをはじめ各場面で銘柄のストーリーや作り手の想いがお届けできるようコンテンツを更にパワーアップ。新しく登場した銘柄のラインナップは地域性はもちろんながら、クラフトコーラの作り方や素材へのこだわりが強く、さらにその素材をどんな日常のシーンに合わせて、どう活かすか工夫が凝らされたものばかり。そんな各銘柄のこだわりが少しでもみなさんに伝わると嬉しいです。

初登場銘柄1|てとたろうコーラ
クラフトコーラ界に彗星の如く現れた「黒船」。
自家製のカラメルを活かした独特の甘みと苦み、コクがたまらないてとたろうコーラ。料理のプロと日本酒のプロが織りなす、大人のスイーツのような味わいはわたしたちを恍惚とさせてくれる一品です。

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初登場銘柄2|ぎふコーラ(@gifucola)
岐阜の宝・文化・特産を煮詰め込んだ、岐阜の”カルチャーテラー”。
コーラらしいスパイシーさはもちろん、後味には黒胡椒や唐辛子のキレに特徴を感じる薬草由来のコーラです。すっきりと飲みやすく、爽快感を味わえる一品。幅広い層におすすめ。

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初登場銘柄3|屋久島1000年コーラ(@yakushima1000)
屋久島の刻を感じるコーラ。
屋久島産のウコンや超軟水、近隣の種子島産の黒糖等、屋久島まわりの恵みが詰まった1品。シナモンやクローブ等のスパイス感に加え、黒糖のビターな甘みがクセになる。その味わいはまるで和スイーツのよう。

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初登場銘柄4|80“YASO”コーラ(@80gin_
由緒美しい野草の力。
野草の力と独自の発酵技術を活用した健康食品づくりを営む「越後薬草」(新潟・上越)が手掛ける自然派コーラ。80種の植物発酵エキスと、バニラビーンズやカルダモン等のスパイスが優しく調和する、スタイリッシュさを纏ったまろやかな味わい。

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初登場銘柄5|みちコーラ@michicola_official
佐賀の魅力も背景もぎゅっと詰め込んだ、まさに佐賀のカルチャーテラー。
クラウドファンディング明け早々、はじめてのお披露目の場となったみちコーラ。お風呂上り、サウナ上りにピッタリ寄り添うようにレシピ設計されたコーラはまさに銭湯との相性抜群。シロップもドリンク瓶も大好評で、たくさんのひとが「しあわせ、みちた」コーラです。

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POPデザイナー自ら貼りました!笑

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この新しい銘柄達をを並べた上で、レギュラーコーラの「伊良コーラ」と「ともコーラ」を体験すると、さすがクラフトコーラの原点とも呼べる二大巨頭の存在感たるやさすがだなと感じました。もはや安定感がありすぎて落ち着くレベル、小杉湯の中でこの2銘柄はすっかり日常のひとつになっているようです。

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作り手のみなさんにも喜んでいただいて、感無量!

銭湯はクラフトコーラの良さを最大限に引き出すことができる場所。

小杉湯クラフトコーラフェストを通してお届けしている「銭湯×クラフトコーラ」の体験は、世の中に数あるクラフトコーラの楽しみ方の中でも、その魅力を最大限に引き出すことができる唯一無二の体験と言っても過言ではないかと考えています。

クラフトコーラの湯に浸かり、五感をフル活用で全身でクラフトコーラ体験

お風呂POPやSNSでクラフトコーラ銘柄や生産者さんのストーリーに触れる

軒下のドリンク販売で実際に飲んでみる

めっちゃととのう
自分の好きなクラフトコーラの銘柄を見つける
いろんなクラフトコーラを試したくなる∞

この循環がどんどん続いていきます。やっぱり銭湯の強みはクラフトコーラの湯と、湯上がりに飲むクラフトコーラの体験を一連の流れで体験できること。湯上がりのととのった状態で飲むクラフトコーラは、いつも以上に美味しく感じ、一度味わうとクセになるととのいっぷり。そして季節も関係なく楽しむことができるクラフトコーラと銭湯だからこそ、四季折々その時に合わせた体験も可能になります。

(おっと、これは寒い時期にもクラフトコーラフェストvol.3開催の予感…?)

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クラフトコーラの拡張性は、わたしたちの次の可能性をも広げる。

クラフトコーラの湯では、銘柄ごとに全然特徴が違う「出し殻」から素材の形や香りを感じながらこの素材からどんな風にクラフトコーラが作られているのかを想像してワクワクしました。

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ドリンク試飲販売は、その場で体験していただいたお客さんたちが率先して「このコーラはこんな割り方でも美味しそう!」、「さっぱり系が好きだと思ってたけど、飲み比べてみたら意外と甘いやつハマる…」など、飲んだ人の体感や解釈でクラフトコーラの可能性がどんどん広がっていきます。

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また今回初の試みとして「銘柄飲み比べ」と「ミルク割り」をメニューに追加。これが朝から晩まで終日大好評。できればいろんな銘柄を楽しんでいただきたい、そしてわたしたち企画メンバーが大好きなミルク割りもぜひみなさんにも味わって欲しい!と思いメニューに追加することに。ミルク割りは炭酸割りと引けを取らない、むしろミルク割りのほうが人気なぐらいの勢いで人気でした。小杉湯だけで味わえるミルク風呂からのミルク割りは格別。やはり風呂上がりの牛乳は鉄板ですね♨️

こうやって、体験した人によってどんどん可能性が広がっていくクラフトコーラ。今後、クラフトコーラフェストの可能性も広げていけるんじゃないかと考えています。いずれ小杉湯を中心に高円寺にもクラフトコーラを拡張し、いずれ高円寺全体でクラフトコーラフェストを開催、高円寺を「クラフトコーラ特区」のようにしたい、そんなクラフトコーラ行商・マイスター鯉淵さんのワクワクする夢が実現するところを見てみたい、今回のイベントを通して改めて感じました。

実はその足掛かりに、高円寺の飲食店ではクラフトコーラの拡張が少しずつ起こっています。前回のクラフトコーラフェストvol.1の後、取り組みに共感してくださった高円寺の飲食店へお店に合うクラフトコーラを提案させていただき現在2店舗でクラフトコーラの導入が開始されています。

「クラフト麦酒酒場 シトラバ」さん|熊本クラフトコーラ

「レクトサンドカフェ」さん|高知クラフトコーラ”sawachina”

ぜひみなさん銭湯の前後にお店に足を運んで、高円寺でクラフトコーラをお楽しみください。

小杉湯のお客さんと一緒に、ケの日のハレを楽しむ

クラフトコーラフェスト期間中はSNSなどでも積極的にイベントの発信を行なっていますが、わたしたちが真っ先に考えているのは、いつも小杉湯に来てくださるお客さんのこと。このイベント目当てで小杉湯に足を運んでいただけることはもちろん嬉しいけど、小杉湯にいつも来てくれるお客さんの日常の延長線上の「ケの日のハレ」や日常のちょっとしたわくわくのきっかけをつくれることがうれしいのです

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今回も日常を小杉湯と一緒に過ごしてくれているたくさんのお客さんとイベントを通してコミュニケーションが生まれ、その中でたくさんの気付きを得て、小杉湯のお客さんと一緒にイベントを育てていくことができました。

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どうしてもイベント時はオンラインでもオフラインでも情報のお届けが多くなるので、いつも来ていただくお客さまには少しうるさく感じる方もいらっしゃるかもしれません。でもこういったイベントをきっかけに、銭湯のある暮らしや、小杉湯と一緒に日常を暮らしたいと思っていただける人が一人でも多く増えると嬉しいなと思いながらお届けしています。気が向いたら一緒にケの日のハレを楽しんでいただけるとうれしいです。

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クラフトコーラフェストに限らず、小杉湯では連日様々な企画が動いています。小杉湯のお客さん達の日常のささやかなしあわせをつくれるように、わたし達も一緒に心地よい日常をつくっていけるような空間づくりができるようこれからも様々なことにチャレンジしていきます。

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

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●前回(2021年4月30日〜5月7日)のクラフトコーラフェストのレポート

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MV・お風呂POPデザイン・写真:
松田 大成(マツダデザインストア)

note・SNS発信:
銭湯ぐらしイベント部 大塚 靖子

イベント企画運営:
鯉淵 正行(クラフトコーラアワー主宰 / クラフトコーラ行商・マイスター)
銭湯ぐらしイベント部

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