ルビンの壺が割れた
先日『介護、保育職の賃上げ』に関するニュースが新聞の一面に掲載されましたが、どれだけその新聞を片付けても毎朝僕のデスクの上にその紙面が置いてあり無言の圧力を感じています。
こんにちは、コッシーです。
さて、いつも仲良くさせていただいているノー友のふるやのもりさんとねずみさんが同じ本を読まれておりました。
その本は【ルビンの壺が割れた】という宿野かほるさんが書かれた小説でお二人の記事を拝見するにとても面白そうだと思いました。
信頼するお二人が勧める本が面白くないわけありません。すぐにAmazonで購入しました。
そして先日届きましたので一気に読みました。
なるべくネタバレを含まないように感想を言うつもりですが、若干内容にも触れますので全く事前情報無しで読みたい方はスルーしてください。
まずは簡単なあらすじです(以下、ふるやのもりさんの記事から拝借しました!勝手にごめんね!)
「突然のメッセージで驚かれたことと思います。失礼をお許しください」ー送信した相手は、かつての恋人。フェイスブックで偶然発見した女性は、大学の演劇部で出会い、二十八年前、結婚を約束した人だった。やがて二人の間でぎこちないやりとりがはじまるが、それは徐々に変容を見せ始め…。先の読めない展開、待ち受ける驚きのラスト。前代未聞の読書体験で話題を呼んだ、衝撃の問題作!
内容はさて置き、めちゃくちゃ読みやすく本当にあっという間に読んでしまいました。そしてふるやのもりさんも言われていましたが、読み終わった後きっともう1回読み返したくなると思います。
そして2回目は「なるほど…」と思わされることでしょう。少なくとも僕は1回目と2回目では同じ文章でも全く違う印象を受けました。それこそがまさにルビンの壺なのかもしれません。
甘い恋愛小説や複雑なミステリー小説ではなく、衝撃のラストが全てを物語る小説だと思います。個人的にはそういうひっくり返すタイプの小説は大好きなのでとても面白かったです。
ただ、ハッピーエンドが好きな方はもしかすると気分を害する恐れがありますので注意してください。
こういう系の小説が好きな方はイニシエーションラブや十角館の殺人なども好きかもしれませんので、もし読まれていない方は是非どうぞ。
読み応えのある思わず読み返したくなる本当に面白い小説でした!皆さんも良かったら是非読んでみてください!
ふるやのもりさん、ねずみさん、勧めていただきありがとうございましたー!!
それでは良い日曜日を。
コッシー