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はぐくみ・うまれ・そだつ No.20"新しい世界に"
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新しいおうちは3DK。6畳・6畳・4.5畳・8畳のキッチン。
小さいけれど住めば都ということでひたすらおうちをお掃除。
長男君は少しずつ回復するも足がうまく動かず本人も困惑している様子。
私の体はマクロビ、漢方、砂糖なし、回転食などいろいろと試していくうちに落ち着いてきた。
一番の原因だった同居ストレスがなくなったことが一番大きい気もした。
そんなある日、愛読していた本に自然食のお店案内がでていた。
引っ越してきた場所のすぐそばにあるお店があった。試しに行ってみよう☆と子どもたちと一緒に出掛けてみた。
駅の操車場横にあるそのお店・・・。
中をのぞくと・・・マリア様??
頭もじゃもじゃの人の写真??
像の神様みたいの??本当にここのお店かな?勇気を振り絞り入ってみた。
「あの~なすの黒焼き・・・ありますか?」と、声をかけてみた。
すると中から一人の女性が出てきた。眼鏡をかけた女性は「ありますよ~。何に使うの?」と笑顔で答えてくれた。
「のどが腫れて自然療法の本を読んだらなすの黒焼きがおすすめと出ていて・・・ためしてみようかと」
そこから1時間、私の体について起きていることをその人は丁寧にみて対応の仕方をおしえてくれた。
目からうろこ、今までの常識がボロボロっと崩れ去っていった。そしてもう一人の人が出てきた。
子どもたちを見るといきなりかまいだし子どもたちは大喜び。
長男君を見ると、「どうしたの?この足」そして長男君に起きたことをすべて話した。
すると、「もしかするとこれがいいんじゃないかな?」と奥から一つの本をもってきてくれた。グレンドーマンと書いてある。
「まあ、ざっくり話すとね、赤ちゃんの時からの成長のプロセスをやり直せばいいの。家で寝がえりやハイハイをまずさせてみてごらん。そして体を整えたくなったら治療を受けに来てくれてもいいから。」と。
どうやらこの人は鍼灸師さんらしい。もう一人の方は助産師さんとのこと。
その頃の私にはどちらの職業も詳しくわからなかった。
その日から私は毎日、足しげくそのお店に通い・・・。
長女ちゃんなんかは長男君のお迎えに行くときはそのお店で「待っている~。」というくらいに。
教えてもらったことを家で行っていくうちに長男君の足も言葉も元に戻っていきました。
私の体も治療を受けてかわっていきました。
それまでは「頭で考えないの、リラックス、体の力を抜いて。」と言われても全く出来ず・・・力を抜くということ・頭の中の思考を止めるが想像できない状態。常に臨戦モードの状態。
「これじゃあ、からだは落ち着けないよぉ・・・」と言われて初めて私、落ち着けてないかも?と気が付きました。
夫の実家では何が起きるかわからない・・・ので常に臨戦態勢。
リラックスしたことなんてあったかしら・・・。でもどうしたら力が抜けるんだろう?悩んでいると・・・
「本当に力の抜き方がわからないんだねぇ、じゃあさ思いっきり右手に力を入れてみてくれる。」
う~~~~~ん、と思いっきり右手のこぶしを握り締め力を入れる。
「はい、ひらいて」その瞬間、力が抜ける感覚が理解できた。
「ねっ、こういうこと。あんたが緩んでないと子どもたちものびのび育たないよ。無理に頑張らないの。正直に生きなさい。」
思えば、いつからこんなに力んで生きてきていたんだろう・・・。久しぶりに手に入れた感覚。私の生きる世界が変わった瞬間だった・・・。
次につづく・・・
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