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『会話には聞く力が大事』を真に受けすぎてはいけない【話す力もやはり必要な理由】

こんにちは、話すのが苦手なコーシローです。

会話力に大事なものってなんでしょう?

  • 話す力

  • 聞く力

この2つの力。
どちらが会話力に大事かというと、『聞く力』とされています。

よくある『会話力をあげよう!』なんて本に書いてあることはこぞって、

「自分が話すのではなく、相手に話しをさせましょう!」

なんてことがよく書かれている。

相手に話しをさせるためには、

  • 質問力

  • 的確な相槌

  • 相手の感情を理解する

などが必要とのこと。

僕は元来、話すのが苦手。
であれば、苦手な分野の『話す』を切り捨てて、『聞く』に全振りした方が良いんじゃないか。

こんなことを思い、『話す力』を全くつけようとはしていませんでした。

そんなコミュ障の僕が、『聞く力』に全振りさせようと思って努力した結果、

やはり『話す力』も大事ということが分かりました。

『聞く力>話す力』を真に受けすぎるとよくない理由

会話では『話す力』より『聞く力』が重要なのは間違いありません。

なぜなら、どんな人であろうと、自分の話を聞いて欲しいから。

なぜ人間は自分の話をするのが好きかというと、人間は自分の話をすると、脳内の快楽物質(ドーパミン)が活性化するから。

この、自分の話をすると脳内で快楽物質が活性化するという事柄は、ハーバード大学の研究で明らかにされています。

なので、みんな自分の話をして快楽物質(ドーパミン)を出したいわけです。

多くの人が話すことで快楽物質(ドーパミン)を出したい。
だから『話す力』より『聞く力』を上げることが、コミュニケーションでは大切と言われているんです。

しかし、会話には絶対に『話す力』が必要です。

僕はこの『話す力』が絶望的に低いので、いくら『聞く力』を上げようと思おうが、会話力が上がることはありませんでした。

ということで今回は、会話力には『話す力』も必要な理由を紹介したいと思います。

話す①質問力=話す力

会話力に『聞く力』だけでなく『話す力』も必要な理由1つ目は、良い質問をするには自分が話している時の感覚が必要、だからです。

よく言われている、
「質問力を上げよう!」
ですが、そもそも質問するためには自分が実際話している時の体験が必要です。

なぜなら、自分が実際話していることを想定して、相手の立場にならないとそもそもいい質問なんてできないから。

たとえば、自分が旅行に行った際に旅館で面白い人にあった話をしたいとします。
どんな面白い人で、どんな感じの人だったのかを自分は伝えたい。
そんな時に、聞き手がやたら、旅館で出された料理の話ばかりを聞いてきたらどうでしょう。
おそらくそれ以上その人と話したくなくなりますね。
その人は自分が喋っている時の立場に慣れていないので、質問までも自分よがりになってしまうんです。

質問は自分が話をした時に、実際されて嬉しい質問を考えるのが重要です。

それにはまず、自分が話すことに慣れないといけない。
相手の立場になるためには、自分がまずは体験しないとわからないんです。

会話力に『聞く力』だけでなく『話す力』も必要な理由1つ目は、良い質問をするには自分が話している時の感覚が必要だからです。

話す②情報のアウトプットで知識を増やす

会話力に『聞く力』だけでなく『話す力』も必要な理由2つ目は、情報のアウトプットに慣れていなくてはいけないからです。

なぜ、情報のアウトプットが必要かというと、話を盛り上げるためには、相手の話の内容を理解しなくてはいけないから

そもそも、相手の話が理解できなかったら、円滑に話は進みません。
相手の話を理解するためには、自分が知識を多く広く持っている必要があります。

そのために必要なのが、話す力=情報のアウトプットです。

たとえば、ただ本を読んでいるだけでは、なかなかその知識は頭に残ることはありません。
知識を残すために必要なこととして、最も有効だと言われているものの一つに、

『誰かに教える』

があります。
知識は誰かに話してアウトプットすることで、自分の知識がどれほど頭に入っているか、どれほど理解できているかがわかります。
そして、うまくアウトプットできたその知識は記憶に定着する。

記憶に定着した知識は、相手の話を聞くときに役にたちます。
自分が知識をもっていればいるほど、相手の話を深く深く掘り下げることもできるからです。

会話力に『聞く力』だけでなく『話す力』も必要な理由2つ目は、情報のアウトプットに慣れて、知識を得ていなくてはいけないからです。

話す③表現力を身につけるため

会話力に『聞く力』だけでなく『話す力』も必要な理由3つ目は、表現力を身につけるため、です。

表現力とはなにか。
この場合の表現力とは、相手の会話に対するリアクションの言葉、です。

誰かと話していて楽しい時って、相手のリアクションが良いときですよね。

リアクションと聞くと、大げさなジェスチャーを思い浮かべるかもしれませんが、返す際の言葉も立派なリアクションになります。

たとえば、何度も同じ話ばかりをする人がいるとします。
そんな時に同じ言葉でリアクションをしていては、相手が楽しく話すことはできませんよね。
では、何が必要かというと、いろんな言葉でリアクションを取ることが大事になってきます。
言葉のリアクションは数が多ければ多いほどいい。
リアクションに使える言葉を増やすためには、どうすればいいか。
やはり自分で話してリアクションの言葉を増やしていくのが大事なのでは無いかと思うんです。

言葉のリアクションの種類を増やすためにも、話す力はつけておいたほうがいい。

これは僕が実感していることなのですが、自分がよく話していると、自分の考えを言葉にすることがうまくなるんです。

会話が苦手な人の特徴の一つに、自分の気持ちを言葉にできないと言う人がいます。

(あぁ、この感情に対応した言葉がうまく出てこない…)

僕は良くこんな事を思っていました。
それが、自分がよく話をするようになってから、感情に適応した言葉が出てきやすくなったんです。

話す力を身につけると、自分の感情を表現するのがうまくなります

会話力に『聞く力』だけでなく話す力』も必要な理由3つ目は、表現力を身につけリアクションの言葉を増やすため、です。

まとめ

今回は、会話力には『聞く力』だけでなく、『話す力』も必要な理由を3つ紹介しました。

まとめると、

  1. 質問力=話す力

  2. 情報のアウトプットで知識を増やす

  3. 表現力を身につけるため

の3つでした。

僕は会話力が無いので、まずはノウハウ通り『聞く力』をつけようと奮闘していた時期があるのですが、まったくうまくいかなかった。

そんな時になんとなしに始めた音声配信で、とにかく喋ることで他人との会話がスムーズこなせるようになっているのに気付きました。

そんな時に僕が思ったのは、『聞く力』だけでなく、『話す力』も同じくらい必要だと言うことです。

考えてみれば、会話が上手い人って、自分の話をするのもうまかったりしますもんね。

結論

『どちらか一方だけ鍛えていても意味がない』

です。

では、ここまで読んでいただきありがとうございました。


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コーシロー
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