万物の霊長と、おばぁちゃんの知恵袋
今日は寒い。
宮城は雨のせいなのか、寒くなっている。
数日前まで、息子が噴水に入り、水遊びを楽しんでいたのが嘘のようだ。
水遊びをしている息子を見ながら、
「…あっちぃ…気持ちいいけど…」
「…あっちぃ…」
なんて思ってたのが嘘のように、今日は寒い。
人間なんて、周りの影響を受けまくる生き物だ。
周りの影響とは、付き合う人だったり、お国柄だったりと様々だ。
その中でもわかりやすく起きる影響は、天気だと思う。
天気が良ければ、なんとなく気分はいいし、
天気が悪いと、なんとなく気分は下がるものだ。
今日は天気がすぐれない上に、気温も低い。
そんな日はやはり、少し行動力も減る。
「今日は寒いし、家でゆっくりしてようか…」
なんて、引きもこりたくなる人は多いだろう。
なんだかんだ、人間も自然の一部なのかな、
なんてことも思う。
なぜなら、人間は自然の影響を多分に受けるから。
先程の天気や、気温の影響で、うつになったり、躁になったりする人がいるのが何よりの証拠になると思う。
季節うつなんて言葉もある。
寒い時期になると、気分が落ち込み、うつ病患者が増えるという。
「じゃあ暖かい場所に行けば、自然と明るい人物になれるのかな!」
なんて単細胞は思う。
どうなんだろう。
なんとなくだが、宮城のような東北の人間よりも、沖縄のような暖かい場所の人間のほうが、明るい人物が多いような印象がある。
沖縄は陽気な若者が多い印象があるが、東北はそんなイメージがない。
やはり気温や天気は影響するのかもしれない。
そういえば以前、こんな記事を書いたのを思い出した。
上記の記事の結論としては、晴れが多いのと、幸福度は一概に関係があるとは言えませんでした。
しかし、寒いより、暖かいほうがテンションは上がるのは事実。
春の暖かい時期になると、
「春だから、おかしな人が多くなってきたわねぇ…」
なんて井戸端会議をしている、おばちゃんを見かけたことがある人は多いだろう。
春だから、おかしな人が現れる、という方程式が当てはまるかどうかは分からないが、こういった、なんとなくの感覚で使われている言葉というのは、わりと正解な場合が多い。
『おばぁちゃんの知恵袋』なんてのがあるだろう。
昔おばぁちゃんがなんの根拠もなく言っていた、迷信めいた知恵袋が、その後の科学的な研究結果によると、正しいものだった!
なんてのはよくある話だ。
人間がなんとなく、そうだと思うものは、わりと正しかったりする。
これは、その迷信を信じることで、プラセボ効果になるのか、
それとも、人間が本能的に、正解を導き出すのかはわからない。
まぁ、後者の意見は少し、人間を神格化しているような気がして、あまり好きではなかったりもする。
人間なんてすごくもなんともない。
霊長類なんていう、だいそれたネーミングを付けている時点で、思い上がりも甚だしいと思ってしまう。
そもそも霊長とはなにか。
『万物の霊長』
なんて言葉がある。
これはいったいどんな意味なのか。
えー、だっさくないか?
万物の中で、最も優れているものが人間なんだって。
この言葉を作った人は、どれだけ自信過剰なんだろう。
どれだけ、人間様は偉いと思っているのだろう。
ダニングクルーガー効果なんて言葉がある。
これじゃん。
人間様は、この能力の低いほうじゃん。
ダサいなぁ。それにしてもダサいなぁ。
僕もダサい人間様の一人か。残念。
話が壮大にずれた。
なにはともあれ、今日は寒いという話だ。
こんな寒い日は、家でまったり鍋でもつつこう。
妻が、今日の晩御飯は、煮込みうどんだという。
楽しみだ。
暖かくなれば、テンションも上がる。
テンションが上がれば、ダサかろうがなんだろうが、自分を肯定したくなるはずだ。
さて、万物の霊長は、うどんを啜ることにします。
おしまい。