『心頭滅却すれば、火もまた涼し』を実感した話
冷房戦争の始まりだ。
そろそろ、各所で冷房を使う頃。
…遅い?まぁ宮城県人だしね。
これでも例年に比べるとかなり早い方なんです。
いや、冷房。若い頃はガンガンかけていたいタイプだったんですけどね。
年のせいもあるからなのか、苦手な方の人間になってしまった。
出来れば、出来るのであれば冷房はかけたくない。
寒いから。暑いか寒いかどちらかを選べと言われたなら、暑いを選びたい。
年ですかね。それとも心が落ち着いてきたからですかね。
心頭滅却すれば、火もまた涼し。
なんてことわざがあるじゃないですか。
あれ、なんとなく分かるんですよね。
僕が若い頃(とはいえここ数年前)暑がりだった理由って、心が乱れていたからというのもあるんじゃないかと思うんですよ。
若い頃というかここ数年前まで、本当に僕はメンタルがおかしかったんですよね。
多分、二十代前半の引きこもり時代におかしくなってから、つい最近までのことなんですけどね。
焦燥感には駆られまくるは、他人の目は異常なほど気になるわで、常に心がザワツキまくっていたんです。
まぁ、それも影響していたと思うんですけど、暑がりだった。
冬でも出来るだけ薄着でいたい派の人間だったし、汗は滝のように流れていた。
よく言えば代謝が良かったんでしょうけどね。
違うんですよ。僕の暑がりのそのほとんどは、メンタルのザワツキからだったんですよ。
んでまぁ、最近ここ半年くらいですかね。
メンタルの調子が改善してからというもの、とたんに寒がりになった。
ザワツキづらくなってきたかな、と。
心がほんの少しかもしれないけど、落ち着いてきたからなのかな、と思うんです。
まぁね、汗かかないのは楽です。
だけど、寒がりになったことでデメリットが。
それが、冒頭の冷房戦争です。
僕の職場って冷房の主導権を握っている人が極度の暑がりなんですよ。
暑がりだった時はね、良かったんですよ。
冷房の主導権が彼で良かったと心の底から思っていましたよ。
だけど、今は違う。寒い。
今日も寒い。5月のわりにはちょっと下げすぎじゃないかと思う。
冷房戦争の主導権を得るにはどうすればいいのか。
いや、そもそもこの戦争に参加するべきでもないか。
…今年の夏は厚着で過ごそう。