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夜ごはんがないから、くふうする生活

夜ごはんが無い。
おなかが空いた。

お金がないわけではない。
決してお金がなくて(ないけど)夜ご飯が買えないってわけではない。

僕の仕事は24時間軟禁される場合があるのだが、そんな今日という日に、夜ご飯を持ってくるのを忘れた。

まいったね、どうも。

僕はそもそもお昼ご飯すらあまり食べない。理由は眠くなるからだ。
なので、お昼ご飯をいっぱい食べたからいいじゃない!という理屈が、まかり通らない。

小さなおにぎり一つのお昼ごはんでは、成人男性の一日分の必須カロリーに遠く及ばないのは誰の目にも明らかだ。

困りました。
とはいえ、夜ご飯を忘れたと気づいたその後、ご飯を買ってくるという行動ができないわけではなかった。

しかし、その行動をするには、誰かに代わりに職場である事務所にいてもらわなければいけないというお願いが必要になる。
それに加えて、ご飯を買う場所はコンビニ一択(田舎なので職場の周りにはコンビニしかない)

なので、お金もいつもより掛かる。

お願いをしなくてはいけないというのは置いておいて、お金がいつもより掛かるのが気に食わない。

僕が取れる選択肢は三択。

  • コンビニに買いに行く(お金が必要+お願い)

  • 我慢する

  • 工夫する

この三択です。

一番の選択肢、コンビニに買いに行くという行為はだめです。
お金が必要な時点で、僕の中では除外です。

じゃあ、我慢する、は?
それはありです。というか、ほとんどそれしかない。

しかし、第三の選択肢もあるっちゃある。
それが、工夫する、です。

工夫しようじゃないか。
なにかこの空腹を満たすために、工夫をしよう。

幸い、食べるものがゼロってわけではない。
職場には、いつも泊りの時に食べる鯖缶がある。

そして、車の中には煮干しとナッツがある。
なんで煮干しなんかがあるかというと、お手軽に安価にDHAやらEPAをとれるのではないかと思ったからだ。

もっというと、魚を食べて頭をよくしたいから!というアホっぽい理由からでもある。
そんで意外と食べられるんですよ。ただの煮干しって。

だし用の煮干しをパックから取り出してぼりぼり食べだすさまは、見る人によっては(ほとんどの人がそうだと推測できます)ギョッとするでしょう。

ただね、食べすぎ注意です。
なぜならおなかが痛くなるから。

そりゃそうです。だって、だし用の煮干しってお湯で煮て使うものじゃないですか。
逆にいえば、煮干しは大量の水分を欲しているわけですよ。本人(にぼし)はカラッカラですからね。

なので、そんなものをボリボリ大量に食べたらね。
胃の中の水分持ってかれちゃって、お腹さんがギュルギュルと悲鳴をあげますよ。かわいそうに。

なので、そんなことがあって以来、ほとんど口にしていない煮干しが車の中にありました。
賞味期限は20240816です。現在は20250127。ギリ大丈夫な計算です。

しかし、過去の失敗を繰り返すほど僕はバカではありません。
そのまま大量に食べたら、また元のもくあみ。お腹さんが恐れおののいている声が聞こえます。

そうそう、お湯で戻すのを忘れてはいけません。

幸い、職場には福利厚生の一つ、ポットがあります。
そして、これも福利厚生の一つ、醤油もあります。

そんなこんなで煮干し出汁で作る、醤油のお汁ができました。

馬鹿じゃないか、と思うかもしれないが、割りと飲めました。
おいしくないけど。この醤油のお汁を妻が晩御飯に出したら、どうやって調理したのか根掘り葉掘り聞くでしょう(決して攻めるってわけじゃない。単純な疑問として聞くでしょう)

しかし、飲めます。

ということで工夫、完了です。

今日の晩御飯は、煮干しの醤油汁と、鯖缶と、ナッツです。
カロリーは足りませんが、飢えはしのげます。上等です。

何事も工夫するのが大切ですね。

あのパナソニックの創業者、松下幸之助さんも『くふうする生活』という言葉を残しています。
工夫しようじゃないか。それがどれだけ馬鹿げたことだろうと、やってみないとわからない。

そうですね。疲れてます。
お疲れさまでした。

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