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相手が進めるだけの合間を持つこと

アクセスありがとうございます。
越路つぐみです。


支援職と呼ばれるものに就いてそこそこの年数が過ぎました。
その中で私が得たこと…というか、これをしようと決めていることを書こうと思っています。



それは、相手が自分で考えて行動する機会を奪わないことです。


私自身も支援職になりたての頃は、リスクを軽減することだけに偏ったものの見方をしていたように感じます。
ただ、それだと相手はこちらの意見を待ち、「それでいいです」が増えたりしました。
一体なんだろう…?と点検してみると、相手の「チャレンジしたい!」を私が邪魔しているのでは…となったわけです。

そこで、相手の意見を実現することを目標において、そのために何が必要かを話し合うことに切り替えました。


その中で失敗やリスクはあるかもしれないとしたうえで、その失敗やリスクも彼らが持っている彼らの権利なのかなぁと考えるようになりました。

しんどい経験なんてない方がいいに決まっているけれど、全てからなくすこともできないです。
そういう世の中とどう付き合っていくか、そこをどうするかの最終決定は彼らにある…と。
そして、起きたときに一緒に対処することも含めてやれるといいかな…と。

当然のことながら、生命の危機だとか、誰かを傷つけるような行為などに対しては、自分の意見を述べるようにしています。
もしかしたら、別の方法を使って止めなければならないこともあるかもしれません。

私が今言っていることは、すべてのことに当てはまるわけではないです。
もちろん例外もある…そのうえでどう私があるかという話ですね。

私が相手のことを決めるとか、そういうのではなくて、彼らが決めるために何かできることをすればいいのかな…と思っています。

お互いが同じ位置に立って、意見を交換し合っていけるといいかな…と。
それが子どもであっても、大人であっても、病気があろうとなかろうとも。



今目の前にいる人が何を望み、何を必要とし、どう生きたいと願われているのか…それらを、目の前にいる人の世界観で見て、感じていく必要があるわけですから、「○○のときは絶対に△△」なんてものは存在しません。

だからこその難しさを感じることもたくさんあります。
つい、合間を埋めた方が楽に感じられることもあります。
それでも、相手の進む間を持つことを辞めずにこのまま行こうと思っています。



ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
またの機会に。




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越路つぐみ
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