越ノート

東南アジアを中心としたグローバルなビジネスサロン「コシクロ 」(www.bkk.sal…

越ノート

東南アジアを中心としたグローバルなビジネスサロン「コシクロ 」(www.bkk.salonde.world)を運営。家族でタイに在住しながら、ITと人材のスタートアップを起業。海外・起業/経営/スタートアップ、家族などについて、挑戦する人の背中を押すようなコンテンツを配信中。

マガジン

  • 起業回想シリーズ

    自己紹介シリーズとしてタイ駐在員時代と起業1年目(創業準備期)についての記事を別のマガジンにまとめているのですが、本マガジンはその続編。資金・仲間が集まりプロダクトをぎりぎりリリースできたものの、資金ショート危機の到来、なんとか単月黒字達成するものの、悩んだ末にピボットし、再度の資金難を迎えるなど... 激動の創業初期の数年について振り返っています。 自己紹介シリーズはこちら https://note.com/koshi_kuro/m/m1defd13584c9

  • 実録シリーズ(再生に向けて)

    2021年、全社員を解雇し一人で再出発するという決断をしました。これらの記事は、当時、主宰するオンラインサロン”コシクロ”で共有していたものをnoteでも掲載したものです。 日々企業経営や海外といった環境で奮闘されている方の一助になればと思います。

  • 自己紹介シリーズ(創業期の振り返り)

    noteをはじめるにあたって、自身の創業期を振り返る自己紹介記事をいくつか書きました。なぜタイ駐在員から独立することに?創業までにどんなことがあった?いよいよサービスをローンチするも待ち受けていたのは...?など、当時の裏話も赤裸々に語っています。ご興味のある方はぜひご覧ください!

最近の記事

この度ポーターズの傘下に入ることになったTalentEx。別途記事も書きたいのですが... 今月の越Barは、ポーターズ三ツ井さんをゲストに、TalentEx買収劇?!をBuyerとSellerが語るレア会です。 2月27日(火) https://peatix.com/event/3838432/view

    • 越Bar@Donuts Bangkok:1月25日(木) https://peatix.com/event/3800936/view アセアンBar@恵比寿:2月1日(木) https://shorturl.at/hjI07 いずれも、2024年初回の”新年会”企画となっています! ご参加お待ちしています〜!!

      • 次回の越Barは11月28日(火)!今回は、越が代表を務めるTalentEx (Thailand) の10周年記念企画でお送りします。創業当初の懐かしい話〜数々のハードシングス〜最近の色々まで振り返りできればと思っています! https://peatix.com/event/3751841/view

        • 越がDonuts Bangkokオフィス のカウンターバーをお借りして開催する越Bar。次回は9月28日(木)開催です! 毎回、立場や年代も様々な方が集まります。 楽しく交流できる方ならどなたでも歓迎ですので、ぜひお越しください! https://peatix.com/event/3695061/view

        この度ポーターズの傘下に入ることになったTalentEx。別途記事も書きたいのですが... 今月の越Barは、ポーターズ三ツ井さんをゲストに、TalentEx買収劇?!をBuyerとSellerが語るレア会です。 2月27日(火) https://peatix.com/event/3838432/view

        • 越Bar@Donuts Bangkok:1月25日(木) https://peatix.com/event/3800936/view アセアンBar@恵比寿:2月1日(木) https://shorturl.at/hjI07 いずれも、2024年初回の”新年会”企画となっています! ご参加お待ちしています〜!!

        • 次回の越Barは11月28日(火)!今回は、越が代表を務めるTalentEx (Thailand) の10周年記念企画でお送りします。創業当初の懐かしい話〜数々のハードシングス〜最近の色々まで振り返りできればと思っています! https://peatix.com/event/3751841/view

        • 越がDonuts Bangkokオフィス のカウンターバーをお借りして開催する越Bar。次回は9月28日(木)開催です! 毎回、立場や年代も様々な方が集まります。 楽しく交流できる方ならどなたでも歓迎ですので、ぜひお越しください! https://peatix.com/event/3695061/view

        マガジン

        • 起業回想シリーズ
          3本
        • 実録シリーズ(再生に向けて)
          4本
        • 自己紹介シリーズ(創業期の振り返り)
          3本

        記事

          疑ってみたいスタートアップの“常識”話

          スタートアップとか資金調達というものに「これって不思議・おかしいよな」と思うことがままあるのでいくつか書き出してみようと思います。 ❶100社、200社トライして”普通”「資金調達は簡単ではないので1社、2社断られても諦めるな」 と言われるのですが、それ自体は賛成です。 ただ、50社会っても100社会っても、できるまで諦めない、というのが当たり前のように言われる風潮は少し怖いと思います。 時には数百社会っても次の1社で獲得すればいい、と語る成功者の方もいますが、数百も回っ

          疑ってみたいスタートアップの“常識”話

          失敗で失ったものと得たもの

          先日、2021年より講師やメンターを務めさせていただき、以前の記事でもご紹介したことのある東京都主催の女性起業家育成プログラムAPT-Womenのシンガポールプログラムを終えました。 以前の記事はこちらから 以前、国内講座でもお話をさせてもらった際に、講義の中でいただいた質問からよい振り返りができたので、ご紹介したいと思います。 失敗が怖い、そうだよなぁ、と思いつつ、改めて考える機会をもらいました。 1.失敗から立ち上がる時の精神 これは何度も自分に言い聞かせたので

          失敗で失ったものと得たもの

          ストレスと向き合うとき、逃げるとき

          2023年となり、この越ノートをはじめてから1年が経ちました! 日々応援いただいているみなさんへ、感謝申し上げます。 今年も、みなさんの励みになったり、役に立つような記事を発信していきたいと思いますので、お付き合いいただければ幸いです。 さて、僕は時々以前のFacebook投稿を見返す機会があるのですが、2021年にリストラをしなければならなかった頃の投稿などを見てみると、もう読んでるだけで鬱々としてきそうなくらいで、ストレスがピークに来ていたんだなと思います。 そんなこ

          ストレスと向き合うとき、逃げるとき

          【起業回想シリーズ❸】2016年3度の資金難とIT事業としてのWakuWaku誕生譚

          前回は、2015年に爆誕したWakuWaku Job Fairという一過性のイベントながら会社を救った出来事について書きました。 今回は、2016年にそれを通年事業としてのウェブサービスにしていく過程で襲っては消え、乗り越えては襲ってきた3度の資金難の果てに辿り着く先について記します。 先に書いておくと、2016年は本当にハードでした… 資金切れで窒息しそうになりながら、M&A破談という波や、全共同創業者たち退職という嵐、さらにプライベートでも双子誕生でマインドシェア崩

          【起業回想シリーズ❸】2016年3度の資金難とIT事業としてのWakuWaku誕生譚

          【起業回想シリーズ❷】2015年のピボットとWakuWaku就職フェアの誕生

          前回の起業回想シリーズ①にて、2014年に威勢よく船出したものの半年でいきなりゲームセットの悲哀に見舞われそうになりながら九死に一生で生き延びたTalentExの船出について書きましたが、今回はその続きの第2ラウンドについて記します。 1. モガいてモガいての単月黒字と疲弊感前回の「2014年の創業事業JobTalentsの軌跡」で2014年8月の資金難を2度目のエンジェルラウンド(個人投資家からの資金調達)でぎりぎり生き延びた、と記しましたが、その時に一つ誓いました。

          【起業回想シリーズ❷】2015年のピボットとWakuWaku就職フェアの誕生

          【起業回想シリーズ❶】2014年の創業事業JobTalentsの軌跡

          この越ノートを始めた際に、駐在員時代と起業1年目(創業準備期)について書きました。 その続きで、今日は創業準備で資金・仲間が集まりプロダクトをぎりぎりリリースできたという創業1年目について書きます。 1. 夢と希望に満ち溢れていた船出2013年10月に最初のエンジェル投資を受けてシンガポール法人設立・11月にタイ法人を設立。 2014年3月に共同創業者4名がフルコミットで加わり創業事業のソーシャルリクルーティングJobTalentsをサービスインしたのですが、その間の2

          【起業回想シリーズ❶】2014年の創業事業JobTalentsの軌跡

          メンターとアドバイザーの違い~アドバイスではない”寄り添う”ことの大切さ

          先日、起業家仲間の相談を受ける機会がありました。 年齢も起業年数も同じくらいかと思いますが、現状事業がとっ散らかった状態になっており、どこを相談したいのかも分からずアレもコレも、という感じでしたし、やってこれてはいるけど足元あまり余裕もなく結構集中すること決めないとまずいぞ、という印象。 特に僕らのような小組織で、集中しないとまずいぞ、というのは、集中どころを間違うと死ぬぞ・詰むぞ、ということでもあるので、どこが一番困っていそうか、致命的か、と聞きながら考えていました。

          メンターとアドバイザーの違い~アドバイスではない”寄り添う”ことの大切さ

          海外スタートアップとのコラボレーションを実現している日本企業4つの特徴

          少し前に読んだ以下の記事の中で、5月末に開催された経産省主催のフォーラムで日ASEANの459社のアンケートから出てきた情報が紹介されていました。 「ASEAN経済界からの日本への期待」「日本の先を行くASEAN 求められる戦略転換」「ASEANでの新規事業で成長する日本企業」といったトピックが並び、当然のことも、賛同できること・できないこともありますが、8割方その通りだなと思いました。 そして、この中で特に重要だなと思ったのが「ASEANでイノベーション創出を成功させる

          海外スタートアップとのコラボレーションを実現している日本企業4つの特徴

          外からスタートアップに関わる関係者との”ちょうどいい距離感”

          今回は「創業時のスタートアップあるある」について書いてみたいと思います。 きっかけは、ある方から「スタートアップ好きだけどどこまで関わっていいか悩む場面がある」という話を聞いたこと。これは、僕が逆サイドの起業家から聞く悩みに通じているな、と思いました。 ここ最近、立て続けに創業期の起業家から「創業メンバーが辞めた/見つからない」という相談を受ける中で「それはお互いに求めていた”距離感”が違ったんじゃないかな」と思うことがありました。 他にもあるのですが、「そもそもその人

          外からスタートアップに関わる関係者との”ちょうどいい距離感”

          新規事業の”新規=未知の領域”感は何%が適切?

          今日は、知り合いから相談された「自分にとって新しい分野に参入する時、どうやって事業判断するか」というトピックについて、僕なりの考えを書いてみたいと思います。 相談くださった方の背景を端的に書くと「現状の本業はあるけど、新境地開拓のため新規事業を考え中」と、経営者なら誰しも経験し得る状況。「既存事業のちょっと横くらいなら知ってる領域で参入の自信もあるけれど、あまり新規感がない/新規事業とする意味がないが、まっさらから考えた全然関係ない事業だと参入の自信がない」とのことでした。

          新規事業の”新規=未知の領域”感は何%が適切?

          社員のウソに騙されて、危うくチームが崩壊するところだった話

          こんにちは、越です。 今日は、数年前に僕の会社で起こったある事件について、ある意味とても学びになったのでnoteにも書いてみたいと思います。海外や異言語のチームマネジメントをされている方の参考になればと思います。 2017年、共同創業者が全員抜けて新卒中心にチームをゼロから作り直してた頃のこと。 30代前半で僕に歳も近く、タイ大手通信会社の新規企画室などで働いた後に日本に留学して日本語も学んだマーケター、というレアな経歴のJ君が入社しました。 彼は入社翌月、自社の求人

          社員のウソに騙されて、危うくチームが崩壊するところだった話

          東南アジア起業、上場の選択肢(後編):日本で上場する2つの方法

          こんにちは、越です。 前回の記事では、「東南アジアで起業した会社の上場選択肢」というテーマにおいて、各国の市場についてをお伝えしましたが、今回は「東南アジアから日本へ上場する方法」について具体的に書いてみます。 前回の記事はこちらからどうぞ そもそも「海外の会社が日本の市場に上場できるのか?」という声があるかもしれませんが「できます」。考えられる方法は2つ。CIとJDRという方法です。 CI(コーポレートインバージョン)一言で言うと「外国籍の企業を日本本社に転換」して

          東南アジア起業、上場の選択肢(後編):日本で上場する2つの方法