在宅鍼灸師の集まりに参加したら、絶対やってはいけないことに気がついた 【#在宅鍼灸しゃべり場】
はじめまして。くっしーこと、櫛引翔太です。
鍼灸師・理学療法士の資格を取得しており、
回復期病院、脳梗塞専門の自費リハ経験を経て、訪問リハビリで勤務しています。
鍼灸師の学生さん、現役鍼灸師の、
「悩みを相談・共有できる」素敵な場所
在宅鍼灸師のための、無料ZOOMコミュニティー「在宅鍼灸しゃべり場」に参加した感想をまとめたいと思います。
結論「在宅鍼灸師が絶対にやってはいけないこと」
一人で悩みを解決しようとすること
1.しゃべり場に参加した感想
在宅鍼灸しゃべり場とは、無料ZOOMコミュニティーで、在宅分野に関わる鍼灸師や鍼灸学生が集まり、悩みを相談・共有できる場所だと思いました。
参加者は、鍼灸師を目指す学生、大学院生、鍼灸師、治療院の経営者をはじめ、ダブルライセンスを持つ、心理士、看護師、療法士など他職種も参加しているコミュニティーだと思います。
在宅分野に関わるテーマを決めて、参加者でディスカッションすることで理解を深めていきます。
お互いの意見を尊重し、全員が発言できる場所でもあるので、自分の考え方が整理することもできます。そして、何よりとてもアットホームな感じでした。
2.参加して分かった 3つの"気付き"
気づき①:在宅は守備範囲が広い
私はこれまで、鍼灸治療院、病院、施設の経験を経て、現在訪問で勤務しています。訪問は何が大変かというと、基本的には1人で現場に向かうことだと思います。
在宅では多様な疾患を抱えている方が多く、
診断名の単一疾患だけでなく複数の疾患を抱えていることが多いです。
また脳卒中、神経筋疾患、拘縮の対応など鍼灸師の守備範囲がとても広くなる傾向にあります。
学校卒業後にいきなり在宅に関わると、現場に困惑してしまうことも多く、相談できる先輩が職場内にいないと精神的にもキツくなってしまうこともあるのではないでしょうか?
気づき②:学生さんの意見が一番新鮮
しゃべり場には鍼灸学校に在学中の方も参加されています。個人的に、学生さんの意見にとても興味があります。
これからの未来を担う鍼灸学生の皆さんが、
何を考えて、
どう行動しようとしているのか?
将来何がしたくて、
どの分野に興味があるのか?
話を聞いていると、ハッとすることが多くあり、改めて自分の襟を正さないといけないと感じることが多くあります。
いつの時代も、新しいものを作るのは若い世代なので、現場で勤務している立場からすると学生さんと交流を持てることがとても嬉しいです。
気づき③:絶対にやってはいけなこと
在宅での鍼灸師の役割は多様にあります。自由度が高くなる分、悩むこともたくさんあります。
大切なのは
「全て自分1人で悩みを解決しようとしないこと」
在宅に関わるのは鍼灸師だけではありません。かかりつけの主治医、ケアマネージャー、看護師、療法士等、他事業者が多く関わります。
在宅で患者さんが急変した場合はどうしますか?
救急を要請した後、誰に、どのように連絡を取りますか?
普段から他職種と関わりを持っていないと、信頼関係は気づけません。
私自身は療法士として在宅に勤務することが多いですが、改めて鍼灸師の強みや役割を再認識することが出来ました。だからこそ、
「鍼灸師が」他職種と連携できるよう努力することが大切だと思います。
また、在宅の介入はロングスパンです。短絡的な考えは、最初が良くても徐々にメッキが剥がれてきます。
在宅鍼灸師しゃべり場では、
いろんな悩みを相談・共有できる場であると思います。
みなさんの意見を是非聞かせてください。
そして、患者さんにいいサービスを提供できるように学び会いましょう。
皆さんとオンラインでお会いできるのを楽しみにしています。