7/30 公園
晴れ。……てしまった。
休み明けのデイケア。
公園で野球をする。
「かたいボールなので無理かも……」
(前回はやわやわボールだった)
と逃げようとしたら、優しいチームメイト(?)が一緒にキャッチボールをしようと誘ってくれた。
「真子さんは、かたいボールが苦手みたいだから下から投げてあげて」
と作業療法士さんから言葉ありけり。
下から投げたらやりやすくなるのか、私には分からなかったが断れなくて参加する。
頭痛と暑さで気持ち悪くなりながらも、ふぉん、と優しく弧を描くボールをキャッチする。
皆が、休憩したタイムで
「グローブが足りなかったみたいなので、もしよかったらどうぞ」
とにっこり笑いながら私のグローブを差し出す。
解放させてくれ! が本音だったわけだが。
「優しいねぇ」
と作業療法士さんから言われたので、もうそういうことにする。
トイレに行ったらゲジゲジが二匹便器の水の中で息絶えていた。
私も他の皆から見たら、社会からぷかぷか浮いてるように見えているのかもしれないと思ったらぞっとして、ゲジゲジたちを流した。
用を足して、外に出たら、休憩中の一人が小さい山みたいになっているところに登って、一本のシロツメクサをつんで戻ってきた。
それはとても愛らしい行動のように思えた。
くるくる、くるくる。
シロツメクサは彼女の指先で踊っている。