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散歩のひと 冬の散歩 調布飛行場 

バードウォッチング
 冬の散歩は、私のように自然観察をする人間にとって、淋しい景色となる。木々の葉が落ちてバードウオッチングはしやすいので、小鳥の観察にはいい。冬の方がカワセミのブルーの羽根がきらめいている。

 清流にいると言われたカワセミだけど、横浜の帷子川でも見かけた。長崎の眼鏡橋、深大寺の池でも見かけた。どれも清流とはほど遠い。これはカワセミが自然環境に対応して生息域を広げたことになる。

 今日はカワウとアオサギを見かけた。このアオサギはここに数年野川の上流に定着している。映画「君達はどういきるか」が公開される前から見かけている。

 「君達はどういきるか」を観るまではただの鳥だったが、今では人格を持ち、たまに語り合う。
「そう言えば、お前、連れがいたろう、どうした」
「逃げられました」
「なんかやったの」
「いや、別に・・・」

あおさぎ

冬のウエア
 長距離を歩くと冬でも意外に汗をかく、だから登山するときと同様のレイアリングをする。それが多少面倒くさい。レイアリングとは重ね着のことで、これをきちんとしてないと、体を冷やして風邪をひく。

 最近の東京、バス、電車や駅、ビルなど空調が最適化されており、適当な服で出歩いても何とかなる。いい世の中だ。どんどん人の能力をスポイルしていく。そして、気候変動に対応しきれない体となっていく。一方野性の動物たちは気候変動に対応し、そのテリトリーを拡大している。

レイアリングの基本
 まず下着だ。ベースウエアは汗を吸いとり、水分を発散させ、肌をサラサラの状態に保つモノがいい。私の場合、モンベルかPatagoniaのものを使う。
最近、中間着は着ない、そこまで寒くはない東京。

 次に保温着、サーマルウエアとしてフリースR2またはR3を着る。
フリースの性能はやはりPatagoniaが一番いい。フリース、つまりシンチラというフリースの元祖を世にだしたのがPatagoniaだ。1985年に発表、欲しくって神田のショップへ行き買いました。

 まだ日本法人も無い時代。1989年ハワイへ新婚旅行に行ったとき、アウトドアショップにシンチラが沢山あり驚いたが、ハワイ島に4000m超の山が二つあり、雪も振る。あって当然だった。

 アウターはモンベルまたはPatagoniaとなる。私は散歩ではあまりダウンは使わない。ダウンはユニクロのおかげで人気はあるけど、屋外での行動着ではない、停滞している時に着るものだ。管理が面倒くさいわりに応用出来ないアウトドアウエアだ。だから街着で着ている。

 ワークマン、ユニクロと同じ様な製品を色々試してみたが、やはりモンベル、Patagonia、コロンビア辺りが製品も多く結局性能がいい。つまりアウトドア製品は基本値段に性能が比例する。

多摩丘陵にあるサンリオピューロランド ここから歩く

調布飛行場の歴史
 定番の散歩コース、途中で調布飛行場の脇を通る。たまに飛行機を見にいくこともある。

 冬になると富士山がよく見える場所がある。
ここは国分寺崖線の上、三鷹の国立天文台の敷地の縁の遊歩道だ。ここから下は昔、日本陸軍の帝都防衛の要であった調布飛行場が広がっていた。
そして戦争末期、中国大陸から飛んで来た爆撃機B29を日本陸軍の飛燕戦闘機隊が遊撃していた。

 今はレシプロの軽飛行機が飛び立つ飛行場だが、80年前は帝都防衛の要として、精鋭のパイロット達が飛燕と共にが飛び立っていた。
そんな事を想像すると不思議な気持ちになる。
その頃と富士山は変わらない。ほぼ同じ位置で富士山と丹沢山脈が見える。

2024年12月23日 三鷹天文台から
1945年冬上と同じ位置
野川と国分寺崖線
飛燕と陸軍の戦闘機乗り達

老化の病気
 8月末の夏の登山の締めとして、富士宮口から日帰りの富士登山を予定していたが、登山の1週間前に突然足が痺れて、力が出なくなり、歩くのも立つのも苦しくなった。何故だか自転車だけは乗れたので、地元の整形外科へ自転車で向かう。そこでMRIを撮って病名がわかった。老化の病気だった。「腰部脊柱管狭窄症」これは治らない病気なので保存療法、つまり痛みを誤魔化す治療となった。

「腰部脊柱管狭窄症」
 「腰部脊柱管狭窄症」と分かったの日、正確に言うと9月4日に整形外科で診断が出た。医者に説明を受ける私。
「で、どうすれば治ります?」
「ズレた背骨は治らないよ、病状を5段階でいえば、今は3段階、手術は必要ない」
スポーツ復帰を望む私と医者の話が多少ズレている。治療が保存療法となると、痛み止めを処方されて、痛みを誤魔化しながら生活する。そんな予想未来図が私を不安にさせる。

「取りあえず、血液の循環をよくする薬とビタミン剤を30日分だして、様子をみましょう」
「リハビリは?」
「じゃぁ、やってみて」
整形外科は、普通に動ければそれでOK。運動、スポーツ整形ではない限り、これ以上聞いても無駄と思い。その日の夕方からリハビリ、理学療法士の指導とマッサージを受け始めた。

 この病気だけど、痛みや痺れが完治消えない病気らしい。要因が老化だからその通りだろう。よってネットでは民間療法や怪しい薬がアップされている。でも、これはゴミです。医者の治療方法以外はデータ数が少なすぎる。1/Nの成果は信用に値しない。
N分の1の罠、この世界を生き抜く。|(花鳥風月)ikesan

神経を圧迫する 

 ともかくリハビリを続けた。自転車に乗って痛みが取れたと言うロードバイクの選手がいたので、それにならって自宅のローラ台で漕ぎまくる。理学療法士も痛くならない運動はやっていいという。
また理学療法士の指導する体の矯正運動も取り入れる。長年の習慣と練習で崩れている体を直していく。

 9月変化なし、10月やや痺れがでない時も出てきた。
11月になると痛みと痺れが8割がた消えた。12月になるとほぼ消えた。
「やったぞ!」
自転車トレーニングと体の矯正運動が効果を発揮したようだ。
しかし、医者曰わく、腰部脊柱管狭窄症が治ったのではない。更に進行しないように注意することが大事だと言う。
「ごもっともです」

 歳を取ると普通に生きるのが大変になってくる。一方、エアコンなどで生活環境が昔より快適、何でも自動化、環境対応能力が退化している若い世代、彼らはこの不条理感と不快感に耐えられるのかと心配になる。

背骨の狭窄症とは?
背骨には、脊柱管と呼ばれるトンネル状の構造があり、その中を脳から続く神経の束が通っています。この脊柱管がさまざまな原因によって狭くなることを脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)と呼び、脊柱管の中を通る脊髄せきずいや神経が圧迫されると手や脚の痛み、しびれ、歩行障害、排尿障害などの症状を引き起こします。

脊柱管狭窄症は脊柱が狭窄している部位によって、頚部脊柱管狭窄症けいぶせきちゅうかんきょうさくしょう、胸部脊柱管狭窄症、腰部脊柱管狭窄症、広範脊柱管狭窄症に分けられます。

もっとも多い狭窄部位は腰部で、坐骨神経痛ざこつしんけいつうの一般的な原因としても知られています。腰部脊柱管狭窄症では歩き続けると症状が強くなり、休むとまた歩けるようになる“間欠性跛行かんけつせいはこう”が特徴的な症状として現れます。

脊柱管狭窄症の主要な原因の1つとして加齢による骨や靱帯の変性があり、70歳以上では50%以上が腰部脊柱管狭窄症であるという報告もあります。悪化すると日常生活に支障が出てくるため、高齢者の生活の質に大きく影響する病気であると考えられています。

 散歩ではないが、車ナビゲーションシステムの不具合があった。

ホンダフリード カーナビのトラブル
ホンダフリード、カーナビの動きが最近おかしくなる。
①ルート案内が走行中に突然消える
②目的地を設定しても「情報を取得できません」と表示される
今年の5月以降に突然起きるようになり、ルート案内は出来る時と出来ない時があり、エンジンをかけ直すと直ることもある
カーナビはホンダ純正のインターナビで2018年購入。

 このトラブルが自分の車でも起きており、今年の6月の点検で、物理的に3G回線への接続を切って貰った。
古い機種ではインターナビの通信モジュールがソフトバンクの3G回線網を使用していたため、サービス終了に伴い通信絡みの機能は使えなくなっている。これが起因している可能性があるという。

 処理したが直らず。12月の定検で再度状況説明。ルート案内が消える時は、道を間違えたり、寄り道したりして、ルート案内を再設定する時に限ってだと症状を説明。

 今回はカーナビのファームウエアのパッチをあて、カーナビがルートの再設定時に、インターネットにある情報を取りに行かなくした。
これで直ったと思う。ソフトがインターネットに繋がらないのでバッグった。よくあるパターンだ。

 通信仕様が3Gから4Gへそして通信会社がサービス終了し、3Gを切り捨てる。スマホは買い替えられるが、車に正規品として組み込んだカーナビはそうは行かない。そして車は5年以上使うものだ。
今や自動運転もインターネット頼み。そしてIT機材の耐用年数は5年程度、それをEV車や自動運転で使うのって不安しかない。システムのインテーグレーションの基本的な考えとして、耐用年数の極端に違うモノの組み合わせることはNGだ。

フリード+(プラス)は使い勝手がいい車だ

キャンプでは想像より遙かに荷物が積める。

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